映画『THE BATMAN－ザ・バットマン－』に登場したオズワルド・“オズ”・コブルポット／ペンギンを主人公に描くスピンオフドラマ『THE PENGUIN－ザ・ペンギン－』。主演のコリン・ファレルは、もしシーズン2が製作されたとしても、シーズン1よりもオズ役を演じるのは難しくなるだろうと語っている。（※これ以降はシーズン1最終話のネタバレを含みますのでご注意ください）
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シーズン1のフィナーレを受けて「かなりタフな道のりに」
本作では、ゴッサムシティを支配していた犯罪王であり、オズのボスだったカーマイン・ファルコーネがリドラーに殺され、その後継者をめぐるマフィア間の抗争が描かれる。
以前コリンは、何時間もかかるオズの特殊メイクが大変だと語っていたが、米Hollywood Reporterに対し、シーズン2ではオズを演じることがより難しくなると話している。
シーズン1では、母親が昏睡状態に陥り、ファルコーネの娘ソフィアに弱みを握られたことで動揺したオズが、どんな形の家族もキングピンの地位を築く妨げになると悟る。そしてラストでは、弟子のように可愛がっていたビクターから「新しい家族を見つけられたことへの感謝」を伝えられるが、オズは「家族は弱みになる」と言い放ち、彼を絞殺するという衝撃の展開が描かれた。
このシーンについてコリンは、「（ビクターを殺したことで）シーズン2を作るのは確かに難しくなったと思います。ビクターを殺した事実から這い上がるのは非常に難しいでしょう。不可能ではないけど、かなりタフな道のりになるでしょうね」と語っている。
クリエイターのローレン・ルフランも、残虐性を露わにしたオズについて、「彼はずっとそういう男だったんです。ただ、私たちが少し優しい目で見ていただけなのです」とコメントし、こう続けている。「ビクターを殺した時のオズは、まるで自分の心を引き裂くような行動に出たわけで、本当にゾッとするものでした。正当化できるものではありません。視聴者に、なぜこんな男を信じていたのか自問自答してもらえるといいですね」
つまり、衝撃のシーンはオズの冷酷な行動は彼の本質であり、それを見誤っていた視聴者の甘さを突きつけるものになったのだ。
『THE PENGUIN』は高い評価を得て視聴率も好調だったが、現時点でシーズン2の製作は発表されていない。4月、ワーナー・ブラザース・テレビジョン・グループとワーナー・ブラザース・ディスカバリー USネットワークの会長兼CEOであるチャニング・ダンジーは、シーズン2の予定はないと認めていた。ひとまずコリンは、2027年全米公開予定の『ザ・バットマン』の続編映画『The Batman Part II（原題）』にオズ役で続投することが決まっている。
『THE PENGUIN－ザ・ペンギン－』シーズン1はU-NEXTにて見放題独占配信中。シーズン2が実現することを期待したい。（海外ドラマNAVI）
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