
人気ドラマ『HAWAII FIVE-0』のダニー・“ダノ”・ウィリアムズ役で知られるスコット・カーンの主演ドラマ『ALERT 失踪者緊急警報』が、シーズン3をもって打ち切られた。米Deadlineなど複数のメディアが報じている。
シーズン4継続には視聴率が伴わず
2023年に始まった『ALERT 失踪者緊急警報』は、毎年およそ60万人もの行方不明者が出るアメリカを舞台に、行方不明者の捜索を専門とする失踪者捜索班の警察官の活躍を描くクライム・ミステリー。『ブラックリスト』のジョン・アイゼンドレイスがクリエイターを務めていた。
同作のシーズン3最終話は米FOXにて5月27日(火)に放送されたが、その後の去就はなかなか明かされていなかった。FOXはこの度、同作と、6月3日(火)にシーズン4最終話がお披露目された犯罪ドラマ『The Cleaning Lady(原題)』の打ち切りを発表している。『The Cleaning Lady』は、アルゼンチンのドラマをもとに2022年放送開始。メインキャストの一人だったエイダン・カント(『サバイバー:宿命の大統領』)をシーズン3途中の2024年に病死で失いながらも、シーズン4へと継続されていた。
今季、『ALERT 失踪者緊急警報』の平均視聴者数は216万人で前季に比べて12%ダウン、『The Cleaning Lady』は13%減の167万人。FOXが放送していた7本のドラマの中でワースト2という成績に甘んじ、先月ニールセンが発表したランキング「2024~2025年シーズンに最も見られた海外ドラマ」のトップ100にも入っていなかった。4月に米TV Lineが実施したアンケート「いまだに更新なのか打ち切りなのかが定かでないドラマの中で、最も更新してほしいタイトルは?」では13位と16位という結果で、同アンケートで1位だったにもかかわらず1シーズンでキャンセルとなったFOXドラマ『Rescue: HI-Surf(原題)』に続く形に。関係者によれば、主演のスコットに対する評価が高かった『ALERT 失踪者緊急警報』は継続が検討されていたそうだが、視聴率が伴わなかったとのこと。
去就未定の『ACCUSED/罪の真相』はリミテッドシリーズに?
FOXドラマとしては、2024年12月にシーズン2最終話が放送されたアンソロジーシリーズ『ACCUSED/罪の真相』の去就がいまだに決まっていない。イギリスのドラマをもとに、毎回裁判に臨む一人の人物にスポットを当てて事件を描く本作も、シーズン3更新にこぎ着けるだけの成績を残したとは言い難いが、キャラクターや舞台が毎回一新される、一話から気軽に作れる作品なだけに、たとえ今回打ち切られたとしても今後リミテッドシリーズとして復活する可能性があるようだ。
Fox Television Networkのマイケル・ソーン社長は先月、クリエイターのハワード・ゴードン(『24 -TWENTY FOUR-』『HOMELAND』)に対する強い信頼をにじませつつ、次のように述べていた。「私たちは『ACCUSED/罪の真相』、そしてハワード・ゴードンをとても気に入っています。ご存じの通り、この作品はアンソロジー形式なので、キャスト固定の番組と違って更新か打ち切りかを決めなければいけない締切のようなものがありません。今は、将来的に番組をイベント化して復活させる機会があるかどうかをハワードと話し合っているところです。双方にとって意義のあるものになるなら、ぜひ実現させたいですね。現時点で具体的な計画はありませんが、将来的には可能性があります」
『ALERT 失踪者緊急警報』シーズン1~2はHuluにて配信中。(海外ドラマNAVI)
Hulu(月額1,026円税込)とDisney+(スタンダードプラン月額1,140円税込 or プレミアムプラン月額1,520円税込)2つのサービスを利用できる。
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