社会問題を盛り込んだ設定と俳優たちの演技、ワンカット撮影という手法で高い評価を受けているイギリス発のサスペンスドラマ『アドレセンス』。「Netflix史上最も見られた海外ドラマのトップ10」で数々の人気ドラマをごぼう抜きしてきた同作が、ついに歴代2位に辿り着いた。米Varietyが伝えている。
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【ランキング】Netflix史上最も見られた海外ドラマ トップ10
2013年にスタートした『ハウス・オブ・カード 野望の階段』 …
配信開始後80日間で大躍進!『ウェンズデー』超えは無理?
前述のランキングで対象となるのは英語のシリーズ。それぞれの作品の数字は、該当のシリーズが配信されてからの最初の91日間の数字をベースとしており、作品によって話数が異なるため、視聴時間よりもビュー数(「HOURS VIEWED(=累計視聴時間)」を「TOTAL RUNTIME(=1シーズンのうちの第1話~最終話までの合計時間)」で割ったもの)が優先される。
3月13日に配信開始となった『アドレセンス』は、13歳の少年が同じ学校に通う少女の殺害容疑で逮捕されたことで、家族が崩壊していく様を描く全4話のリミテッドシリーズだ。
配信開始後17日間で9670万ビューを記録してNetflix歴代9位となり、同24日間で1億1400万ビューに到達して歴代4位に到達していた。後者の時点で歴代3位の『ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語』(1億1560万ビュー)に160万ビュー差と、トップ3入りを射程圏内に。そして同80日間の6月1日(日)には1億4120万ビューに達すると、『ダーマー』だけでなく、2022年に1億4070万ビューをマークした『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン4をも抜いて歴代2位に踊り出た。
ちなみに、歴代1位は『ウェンズデー』シーズン1の2億5210万ビュー。最終的な数値となる91日間まであと10日あまりで1億以上のビュー差と考えると、さすがにその成績を上回るのは難しいが、配信前にそこまで話題になっていなかったことを考えれば大健闘だろう。
「Netflix史上最も見られた海外ドラマ トップ10」(6月1日時点)は以下の通り。
1.『ウェンズデー』シーズン1…2億5210万ビュー
2.『アドレセンス』…1億4120万ビュー
3.『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン4…1億4070万ビュー
4.『ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語』…1億1560万ビュー
5.『ブリジャートン家』シーズン1…1億1330万ビュー
6.『クイーンズ・ギャンビット』…1億1280万ビュー
7.『ブリジャートン家』シーズン3…1億600万ビュー
8.『ナイト・エージェント』シーズン1…9820万ビュー
9.『偽りの銃弾』…9820万ビュー
10.『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン3…9480万ビュー
もともとリミテッドシリーズだった『アドレセンス』だが、反響の大きさと評価の高さを受けてシーズン2制作に向けて動き出しているようだ。クリエイター・脚本・製作・出演を兼任したスティーヴン・グレアムが、新シーズンについてプロデューサー陣との話し合いもあったと認めており、そのアイデアも口にしている。
今後は、今回抜かれた『ストレンジャー・シングス』の最終章となるシーズン5や、首位の座を堅持する『ウェンズデー』のシーズン2が待機しており、歴代ランキングの順位は近々また動くことになりそうだ。
『アドレセンス』はNetflixにて独占配信中。(海外ドラマNAVI)
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参考元:米Variety