Netflix衝撃作『アドレセンス』は実話?疑問にクリエイターが回答

3月13日(木)にNetflixで配信されると話題沸騰中のリミテッドシリーズ『アドレセンス』。この衝撃作は実話をもとにしているのかというファンの疑問にクリエイターが答えた。米Varietyが伝えている。(※この記事はネタバレを含みますのでご注意ください)

今の若者に何が起きているか?という投げかけ

配信開始1週目でNetflixの週間ランキングにおいて英語シリーズとして2430万ものビュー数(累計視聴時間を全話の合計時間で割ったもの)を記録し、首位を独走する『アドレセンス』。多くの視聴者が疑問に思っているのが、本作は実話なのか?ということだ。

全4話の本作は、クラスメイトの少女を殺害した容疑で逮捕された13歳の少年ジェイミー・ミラーとその家族を襲った悲痛な物語を描くクライムドラマ。各エピソードがワンショットで撮影されたこともあって、リリース前から話題となっていた。

ジェイミーの逮捕が描かれる第1話、彼の動機と殺害に用いられた凶器を探るためにジェイミーの学校を訪れる刑事たちを追う第2話、児童心理学者とジェイミーのセッションを中心に描く第3話、と物語が展開してゆき、ラストの第4話ではジェイミーの家族に焦点が当てられる。

『ダーク・マテリアルズ』のジャック・ソーンとともにクリエイターを務めるのは俳優のスティーヴン・グレアム。主演作『ボイリング・ポイント/沸騰』などでも製作総指揮を担ってきた彼が、本作では企画・製作総指揮・脚本を兼任。さらにジェイミーの父親役で出演も果たしている。

ソーンとスティーヴンは揃って、本作は実話に基づく作品ではなく、特定の事件を再解釈したものでもないと断言。ただし、スティーヴンはTudumに対してイギリス国内で急増している刃物での襲撃事件から着想を得ていると語っている。

国家統計局によると、イングランドとウェールズにおける刃物による襲撃事件はここ10年間で倍増。司法省が2023年3月に行った報告では、刃物に関する犯罪で有罪判決または警告処分が下された件数は1年間で1万8000件以上に上り、これらの事件の加害者のうち17.3%は10歳から17歳までの若者だった。

「私たちの狙いの一つは“最近の若者たちに何が起きているのか? 同世代の仲間やインターネット、ソーシャルメディアからどんなプレッシャーを受けているというのか?”と疑問を投げかけることだった」とスティーヴン。「そしてこれらすべての要因によるプレッシャーは、ここにいる子どもたちだけでなく、世界中の子どもたちにとっても同じように厳しいもの」と、世界中で共感できるテーマであると話した。

「第4話でのジェイミーは、これまでよりもはるかに進んだ地点にいる」と話すソーン。自分たちの育て方が殺人者を生み出してしまったのではないかと苦悩する両親の姿が見られるシーンで、フィリップ・バランティーニ監督は「大切な人が生命維持装置につながれているところを想像して」とキャストに伝えたそう。「生き続けてほしいとずっと願い、祈り続けてきた。しかし、医者が“もうできることはありません。装置を切ります”と告げる。それが、ミラー家にとってのジェイミーのあの発言だ」

衝撃的な内容で話題を呼んでいる『アドレセンス』は、今後ますますビュー数を伸ばしていきそうだ。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Variety①Variety②


オトク情報
ドコモの回線契約者なら誰でもNetflixがおトクに! Netflixの月額料金の税抜価格からdポイント(期間・用途限定)が最大20%還元される「爆アゲ セレクション」をお見逃しなく。
\ドコモユーザー必見/

>> 詳しくはコチラ

>> Netflixで独占配信しているおすすめの韓国ドラマはこちら

Photo:Netflixオリジナルシリーズ『アドレセンス』独占配信中