40億回再生の衝撃ふたたび?『ピースメイカー』シーズン2の新オープニングについてジェームズ・ガンが語る

DCドラマ『ピースメイカー』シーズン2は、8月21日(木)より米HBO Maxにて配信開始。その幕開けを飾るのは、シーズン1で話題沸騰となった“あのダンス”に代わる、新たなオープニング・クレジットシーンだ。

シリーズの生みの親ジェームズ・ガン監督と主演のジョン・シナが、Entertainment Weeklyに語った内容から、シーズン2に込められたこだわりと新展開が明らかになった。

 

なぜ新しいダンスに…?

「今回はなんと、ワッシー(原語ではイーグリー)が初めてダンスに挑戦します!」とガンは笑顔で語る。「彼は決して上手くないけど、最後に一生懸命ダンスに加わろうとするんです。ちゃんとポーズまで決めてくれるんですよ」

新たなオープニング映像は、7月に開催されるサンディエゴ・コミコンで初公開される予定。ジョンは「最初のシーズンであれほど好評だったので、今回はキャストも皆、意識が全然違いました。あれが番組の“核”になるとわかっていたからこそ、全力で取り組んだんです」と振り返る。

シーズン1での人気オープニングをなぜ変更することになったのか。その理由について、ガンは「シーズン1で全員殺しちゃったからね(笑)」と冗談交じりに説明。実際、シーズン2には新キャストが多数登場するため、自然と新しいダンスが必要になったという。

新キャストには、ティム・メドウス演じるラングストン・フルーリー、ソル・ロドリゲス演じるサーシャ・ボルドー、さらにはマイケル・ルーカー(今シーズンでは“ワッシーの宿敵”として登場)などが加わる。

「正直、前のダンスを超えようとは思ってないんだ」とガンは話す。「TikTokで40億回以上見られたようなものを超えるのは無理。あれは完全なサプライズだったし、それを再現するのは難しい。でも、今回はストーリーそのものにたくさんの驚きが詰まってるから、それで十分だと思ってる」

DCユニバースとの緊密なつながりも

ガンは現在、DCスタジオの代表として今後のユニバース構築を担っている。その立場で作り上げた『ピースメイカー』シーズン2は、よりDC全体とのつながりが強くなっているという。

「『スーパーマン』とも深くリンクしているし、その後の展開にも関わってくる」と語り、「Quantum Unfolding Chamber(量子展開装置)」という装置がシーズン2の中心的存在になることも明かした。この装置はすでに『スーパーマン』にも登場しており、同作と本作をつなぐ鍵となっている。

すでに予告編では、ネイサン・フィリオン演じるグリーンランタン(ガイ・ガードナー)、イサベラ・メルセドのホークガール、ショーン・ガンのマックスウェル・ロードら、DCの人気キャラが登場することが判明している。

さらにガンは、「終盤には“本当に、本当に、大きなカメオ出演”もある」と意味深に予告している。

『ピースメイカー』シーズン1は、U-NEXTにて配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ピースメイカー<シーズン1>』Peacemaker and all related characters and elements © & ™ DC and Warner Bros. Entertainment Inc.