
2000年代に社会現象を巻き起こした海外ドラマ『プリズン・ブレイク』が、再びスクリーンに帰ってくる。
米Huluが製作を手がけるリブート版では、すでにメインキャストも発表済みだ。このリブート版が再び支持を集めるには、何が必要なのか。そのヒントは、やはり原点であるシーズン1の魅力にあるようだ。
米メディアScreen Rantの分析をもとに、ポイントを紹介する。
暗く、暴力的なトーンの復活が不可欠
オリジナル版の主人公は、天才エンジニアのマイケル(ウェントワース・ミラー)。無実の罪で捕らえられた兄リンカーン(ドミニク・パーセル)を救うため、自ら刑務所に潜入する──という型破りな設定で話題となった。
『プリズン・ブレイク』の真骨頂は、刑務所内での暴力と心理的な駆け引きを容赦なく描いた点にある。マイケルが、サディスティックな看守や危険な囚人たちとの緊張関係のなかで脱獄計画を進めるシーズン1は、シリーズ随一の完成度を誇る。
一方、後半シーズンでは政府陰謀を軸としたストーリーに重きが置かれ、SF的な要素が強まった。これにより、作品本来のダークな魅力が薄れたという声も少なくない。リブート版には、原作の持つ閉塞感や暴力描写といった緊張感あふれるトーンへの回帰が求められる。
複雑すぎない、シンプルな構成に
シーズン1では、マイケルの体に刻まれたタトゥーを手がかりに進む脱獄計画が、毎話明快に描かれていた。物語は複雑な構成をとりながらも、目的は「兄を脱獄させる」という一貫したものであり、視聴者の没入感を保っていた。
しかし、シーズン3以降では、スキュラという機密データや政府との対決など、話のスケールが膨らみすぎて焦点がぼやけてしまった。リブート版が成功するには、あくまで「人間ドラマ」としての原点を忘れず、シンプルかつ緊張感のあるストーリーラインを再構築することが重要だ。
『プリズン・ブレイク』リブート版が再びファンの心を掴むには、シーズン1のようなダークな空気感とシンプルな脱獄劇が不可欠だ。キャラクター主導の緊張感あるドラマに立ち返ることが、成功の鍵となるだろう。
『プリズン・ブレイク』シーズン1~5は、Disney+、Netflix、Amazon Prime Videoにて配信中。(海外ドラマNAVI)
さらに爆アゲ セレクションで、セット割終了後もディズニープラスの月額料金(税抜)20%のdポイントが毎月もらえる!
そのほか、ドコモからの入会限定でお得なキャンぺーンを随時実施中!
Hulu(月額1,026円税込)とDisney+(スタンダードプラン月額1,140円税込 or プレミアムプラン月額1,520円税込)2つのサービスを利用できる。
つまりセットプランを利用すれば最大556円もお得に!
Huluでは日本のドラマやバラエティ、オーディション番組、Disney+ではディズニー作品はもちろんマーベルやスター・ウォーズ、さらに最新韓国ドラマやBTSなどのオリジナルコンテンツを多数配信!
Photo:『プリズン・ブレイク』©︎ 2017 Fox and its related entities. All rights reserved.