
『クリミナル・マインド FBI行動分析課』のスペンサー・リード役で長年親しまれたマシュー・グレイ・ギュブラーが主演を務める新作ドラマ『Einstein(原題)』。本作の放送開始が2026–27年シーズンまで延期されたことに伴い、当初マシューの相棒として出演が発表されていたローサ・サラザールがプロジェクトから離れることになった。米Deadlineが報じている。
放送延期が決定打に──「オプション契約更新せず」
『アリータ:バトル・エンジェル』でタイトルロールを務めたローサ・サラザールは、『Einstein(原題)』でヒロインとなる頭の回転が速く規律正しい性格のニュージャージー州警察のベロニカ・“ロニー”・パリス警部役での出演が決まっていた。夫の死をきっかけに法執行機関に入ったという設定のロニーは、周囲に厳しく接する一方で自分自身にも強い責任感を課しており、マシュー演じる型破りな天才アインシュタインとコンビを組むことに葛藤を抱くキャラクターである。
複数の関係者によれば、CBSが本作の放送を当初予定されていた2025–26年シーズンから1年延期すると発表した直後、ローサはネットワークおよび制作元のCBSスタジオに対し、自身の出演オプション契約の更新を辞退する意向を伝えたという。その要望は受け入れられ、双方合意のもとで契約は解消された。これにより、ローサの出演は白紙となる。
マシューが演じる“アインシュタイン”とは?
『Einstein(原題)』は、2017年からドイツで放送された犯罪捜査ドラマ『アインシュタイン ~天才科学者の殺人捜査~』のアメリカリメイク版。オリジナルでは、俳優トム・ベックが理論物理学者アルベルト・アインシュタインの子孫フェリックス・“アインシュタイン”・ヴィンターベルクを演じ、彼の天才的頭脳でさまざまな難事件を解決していく姿が描かれた。
今回のアメリカ版では、マシューがそのアインシュタインのひ孫ルイス・アインシュタインを演じる。聡明かつ大学教授として安泰な立場にあるルイスだが、自由奔放な性格ゆえにトラブルを招き、ある事件をきっかけに地元警察の捜査に協力する羽目になる。
クリエイター陣も話題の布陣
本作はCBSが制作を手がけ、ドイツのオリジナルをベースにした脚本と現代的な演出が加わる予定である。放送開始は延期となったが、マシューとCBSによる新たな科学×犯罪ドラマとして、引き続き注目を集める作品であることに変わりはない。
なお、オリジナル版『アインシュタイン ~天才科学者の殺人捜査~』全3シーズンは、現在Amazon Prime Video、Lemino、U-NEXTで配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:Deadline
Rosa Salazar Exits 'Einstein' After CBS Pushed Matthew Gray Gubler Series To 2026-27 Season https://t.co/ytiPQKFKdD
— Deadline (@DEADLINE) May 1, 2025
Photo:米Deadline公式Xより