
『ドクター・フー』や『グッド・オーメンズ』などで知られる英国の人気俳優デヴィッド・テナントが、英ITVの話題の新作ドキュメンタリー番組『The Assembly(原題)』に出演した。
デヴィッド・テナント、マイケル・シーンも出演した『The Assembly』
『The Assembly』は、フランスのインタビュー番組『Les Rencontres du Papotin(原題)』をもとにしたイギリス版。スポーツ選手や政治家などの著名人が、発達障害や学習障害を持つジャーナリストたちと本音のトークを繰り広げる。フランスのオリジナル版には、エマニュエル・マクロン大統領や、『キリング・イヴ/Killing Eve』でエレーヌ役を演じたカミーユ・コッタンなどが出演した。
英国では2024年に英BBCにて単発のパイロット版が製作され、『グッド・オーメンズ』のマイケル・シーンが出演。緊張も相まってなかなか言葉が出せないインタビュアーを優しく見守るマイケルと周囲の温かい空気感が反響を呼んだ。これを受けてITVが正式に権利を獲得し、全4話構成のシリーズとして4月26日から放送がスタートしている。
今回インタビューを受けるのは、俳優のダニー・ダイア(『ハード・パニッシャー』)、ガールズグループ「リトル・ミックス」のジェイド・サールウォール、元イングランド代表のサッカー選手ゲーリー・リネカー、そしてデヴィッドの4人。動画を見ると、宗教や家族生活、階級問題など幅広いテーマについてインタビューされているようだ。通常のマスコミが聞くような質問とは異なり、その人の素の部分や考え方が見えるような内容となっているのが興味深い。
ITVのエンターテイメント&デイタイムのディレクターであるケイティ・ロークリフ氏は、「このようなすばらしい著名な方々が、新しい番組に参加してくださることを嬉しく思います。ゲーリー、デヴィッド、ジェイド、そしてダニーによる『The Assembly』でのインタビューは、どれも魅力的で、心温まる番組になるでしょう」とコメントしている。
3年前にフランスでオリジナル版がスタートして以来、オーストラリア、スペイン、デンマーク、ポーランドなど複数の国ですでにリメイクされている。オーストラリア版では、第1シーズンでアンソニー・アルバニージー首相や『ジュラシック・パーク』のアラン・グラント博士役で知られるサム・ニールが登場して話題となり、第2シーズンへの更新が決定した。
デヴィッドの代表作の一つ、『グッド・オーメンズ』はPrime Videoで独占配信中。(海外ドラマNAVI)