
ついにU-NEXTにてシーズン2の独占配信が開始した同名の大人気サバイバル・アクションゲームのドラマ版『THE LAST OF US』。本作にシーズン1から出演する主人公ジョエルの弟トミー役のガブリエル・ルナとトミーの妻マリアに扮するルティナ・ウェスリーへお話を伺った。
ガブリエル・ルナ&ルティナ・ウェスリーにインタビュー!
――本作のオリジナルとなるビデオゲームは、世界中で記録的なヒットとなりましたが、このドラマ版もゲーム版と同じ、またはそれ以上の人気作になっています。お二人は、ドラマ版の方が有名になっていると思いますか。また、もしそう思われるなら、どうしてゲーム版を超えるほどのヒットになったと思いますか。
ガブリエル:いい質問ですね。今やゲーム業界は一大産業で、映画・TV業界と比較してもゲームのほうが10倍とかそれくらい大きなレベニューです。ドラマ版の数字上の結果を見ても、もちろんそのゲーマーたちの関心があったことは明らかですが、ゲーマーではない人にも届いていることがわかります。人種も年齢も色々ですし、誰もがプレイステーションを持っているわけではありません。そういう意味では、ドラマ版の方が、もっと色々な人に届いているとは思います。ですから、とても嬉しいです。『THE LAST OF US』という素晴らしいストーリーを広い範囲の皆さんに知っていただけるので。
――シーズン2の撮影で一番大事だったこと、瞬間はなんですか。
ルティナ:トミーとマリアの子どもです。二人の宝物です。シーズン1では強い女性だったマリアのソフトな一面を見ることができますから、そこを大切にしました。
ガブリエル:そうですね。子どもがいることで、シーズン2の展開が大切になってきます。
――同作で、共感する部分はありましたか。
ガブリエル:シーズン1はある意味、パンデミックと似ている状況でした。自分の周りにいる人が、自分の命を脅かす人かもしれないという恐怖があって皆が疲れていました。シーズン2もその恐怖は続きますが、この原因はいつ、誰が、どうして、ということに集中して、どうやったら解決できるのかという話し合いには進まないのです。今の現代社会も同じです。そういう点では共感しますね。
――暴力が溢れ混沌とした世界の中で、トミーとマリアが住むジャクソンはオアシスのような場所だと思いますか。またこのような状況は、今日の現代社会に通ずるものがあると思いますか。
カブリエル:そう思います。ジャクソンの街は、皆の理想郷ですよね。でもジャクソン自体にも、住宅事情、食料など色々な問題もあるんです。難民にとっては希望のような場所です。現実社会でも、このような場所は理想郷で、希望だと思いますが、こういう場所は自分たちで生み出していかないといけないと思います。
――お二人の役はワイオミング州ジャクソンにあるコミュニティの住人ですね。実際の撮影はカナダだったと思いますが、あの街を実際に建設した素晴らしいセットでの撮影はいかがでしたか。シーズン2のトレイラーを見ても、寒く雪も降る中でのシーンが多かったようですが、大変でしたか。
ルティナ:そうですね。でも寒いといえば寒いのですが、カナダのロケ地はとても美しい場所だったので、すごく好きでした。それに極寒の中での演技は、本当に寒いので、“寒そうな演技”をする必要がなかったのでよかったです(笑)セットに関しては、シーズン1ではジャクソンのメインストリートだけを建設していたのですが、今回はさらに拡張していて、通りも何本もあり、本当にジャクソンの街が出来上がっていたのです。どのくらい街が大きいのか、どのくらいの人がここに住んでいるのか、というのが本当にこの目で見えるんです。初めてこのセットを見た時、ものすごく驚いたのを覚えています。“本当にこれ、建設したの!?”と思いましたから。中のインテリアまですごく細かく作られていて。
ガブリエル:本当にそのとおりですね。ちなみに、日本は今どれくらい寒いですか。実は東京と大阪・京都に行ったことがあるんですが、寒かったんです。
――そうなんですか! 日本のどこかにもよりますが、そうですね、まだ寒い時期ですね。北の方に行けば雪もたくさん降りますし、スキーなどで人気のエリアもあります。
ガブリエル:じゃあ、(インタビュアーの壁紙の)その綺麗な部屋にあるピンクのチューリップはまだ咲いてないんですね(笑)
――(笑)ありがとうございます。そうですね、残念ながらこれは偽物なので…まだ咲いてないところが多いですね(笑)
ガブリエル:そうですか。でもとても綺麗な背景です(笑)
話を戻しますが、ルティナの言ったとおりです。カナダのバンクーバー郊外で撮影していましたが、寒いし、雪も降るし、ジャクソンの街も実在するし、建物の中のインテリアもちゃんとしているし、想像力に頼ることなくできました。“演技をする”必要がなかったのです。
――お二人の夫婦役としてのケミストリーはいかがでしたか。
ガブリエル:すごくダイナミックでした!
ルティナ:(笑)本当に! すっごくダイナミックでした!
ガブリエル:5歳の息子がいるくらいに仲良いですからね(笑)
ルティナ:爆笑 二人は本当にバランスの取れたカップルだと思います。マリアは現実的できちんとしているタイプで、トミーはどちらかというと自由というか束縛されない感じ?(とガブリエルを見る)
ガブリエル:そうだね。ある意味純粋というか世間知らずな部分もあるし。
ルティナ:あなたと共演するのも大好きだった。(とガブリエルに向かって)
ガブリエル:僕も同じだよ! あと、トミーはこのシーズンで、マリアにすごく影響を受けます。息子を持った父親として、またコミュニティのリーダーとしても成長していくのです。個人的には、ルティナと私は似ていると思っているんです。役者としてもとても似ていて、そこがトミーとマリアを演じる上で均衡が取れているのではないかと思います。
ルティナ:その通りですね!
『THE LAST OF US』シーズン1~2配信情報

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・『THE LAST OF US』シーズン1
U-NEXTにて全話配信中
・『THE LAST OF US』シーズン2(全7話)
【字幕版】U-NEXTにて4月14日(月)第1話配信開始 以降毎週月曜週次配信
【日本語吹替版】2025年6月配信予定
【視聴ページ】
・『THE LAST OF US』シーズン1
・『THE LAST OF US』シーズン2
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・アビー役ケイトリン・デヴァー
・製作総指揮クレイグ・メイジン
・エリー役ベラ・ラムジー
(取材・翻訳/Erina Austen)
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Photo:『THE LAST OF US シーズン2』U-NEXTにて独占配信中 © 2025 WarnerMedia Direct Asia Pacific, LLC. All rights reserved. Max and related elements are property of Home Box Office, Inc.