『イコライザー』スピンオフは立ち消えに。本家の去就は?

クイーン・ラティファ(『シカゴ』)が主演する米CBSの人気アクションドラマ『イコライザー』にスピンオフの可能性が浮上したことをお伝えしてきたが、その去就が判明した。米Deadlineなど複数のメディアが伝えている。

CBSドラマ、1作品以外の命運が明らかに

『イコライザー』は、1980年代のアクションドラマ『ザ・シークレット・ハンター』をもとにしており、デンゼル・ワシントン主演の映画シリーズも作られている人気タイトル。2021年に始まったリブート版ドラマは本国アメリカでシーズン5が放送中だが、その第16話に登場する二人の新キャラクター、元CIA工作員のイライジャ・リード(『ボッシュ』シリーズのタイタス・ウェリヴァー)と、その娘で武器の専門家であり優れた武術家のサマンサ・リード(『ハーレム』のファニ・フェリス)が主役のスピンオフドラマが作られる可能性があると言われていた。

しかし、この二人のキャラクターが初登場するエピソード、「Sins of the Father(原題)」が本国アメリカで4月20日(日)に放送された後に最終決断が下され、スピンオフドラマが新たに作られる話は立ち消えたという。

一方、シーズン5の放送終了まで残り2話となった『イコライザー』本家は、いまだに去就が決まっていない。たとえ更新されたとしても、予算の関係で恐らく次のシーズン6をもって終了、話数も全13話とフルシーズン放送としては最小のボリュームになる見込みの同作の更新・打ち切りの確率は五分五分だ。

このタイミングでCBSは『Poppa’s House(原題)』を1シーズンで打ち切りに。今季始まった同作は追っかけ再生も含めた平均視聴者数が410万人弱と、今季の同局の作品としては最も低い成績に。2024~2025年シーズンにスタートしたほかの4作品、『マトロック』『NCIS:オリジンズ』『Watson(原題)』『Georgie & Mandy’s First Marriage(原題)』は無事にシーズン2更新へとこぎ着けていた。

CBSはまた、ドイツドラマ『アインシュタイン ~天才科学者の殺人捜査~』のリメイク『Einstein(原題)』と『DMV(原題)』のシリーズ化を決め『FBI:特別捜査班』の新たなスピンオフ『CIA(仮題)』の主演を明かすなど、来季へ向けてどんどん動き出している。

CBSは5月7日(水)に2025~2026年シーズンのドラマのスケジュールを発表する予定なので、少なくともそれまでには唯一去就が定かでない『イコライザー』の命運も分かるはずだ。

『イコライザー』シーズン1~3はAmazon Prime Video(アマゾンプライム)にて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline①米Variety米TV LineDeadline②