
大ヒットドラマ『クリミナル・マインド』のドクター・スペンサー・リード役で知られるマシュー・グレイ・ギュブラーが主演する、ドイツドラマ『アインシュタイン ~天才科学者の殺人捜査~』のリメイクとなる米CBSの新作ドラマ『Einstein(原題)』。そのシリーズ制作が決定した。米Varietyが報じている。
もう一本の新作とともに本格始動
今季のドラマシーズンの放送が5月をもって終了するのに先駆けて、CBSは来季(2025~2026年シーズン)のドラマに関する方針をほぼ固めたようだ。その一つとして、3月にパイロット版撮影の模様がファンによってキャッチされていた『Einstein』に関して、嬉しい続報が届いた。
オリジナルは、ドイツで2017年から3シーズンにわたって放送された犯罪捜査ドラマ。理論物理学者として知られるアルベルト・アインシュタインの子孫がその知能を生かして数々の犯罪の謎を解くという内容で、トム・ベック(『アラーム・フォー・コブラ11~ゼミル&ベン』)が主人公のフェリックス・“アインシュタイン"・ヴィンターベルクを演じていた。
今回のリメイク版では、マシューが主人公のルイス・アインシュタインに扮する。アインシュタインのひ孫であるルイスは、聡明で教授として安楽な終身在職権を持つ日々を送っているが、フラフラしている彼は法的なトラブルに巻き込まれたことから、地元警察が抱える不可解な事件の解決に手を貸すことになる。
相棒は、頭の回転が速く規律正しい性格のニュージャージー州警察のベロニカ・“ロニー”・パリス警部。同役を演じるのは、『アリータ:バトル・エンジェル』でタイトルロールを務めたローサ・サラザールだ。
スタッフとしては、人気犯罪捜査ドラマ『名探偵モンク』でクリエイター、監督をそれぞれ務めたアンディ・ブレックマンとランディ・ジスクが再タッグ。主演のマシューは製作総指揮も兼任する。
アメリカのニュージャージーを舞台とする本作だが、撮影は国外で行っているようで、3月にカナダのトロント大学でマシューがパイロット版を撮影する様子が伝えられていた。マシューは、『クリミナル・マインド』の来たるシーズン18にリード役で再登場することも決まっており、ファンにとっては喜ばしい限りだろう。
CBSは『Einstein』と合わせて、ティム・メドウス(『それいけ!ゴールドバーグ家』)主演の新作ドラマ『DMV(原題)』のシリーズ化も発表。こちらは、高校の英語教師グレッグがなるべく早く運転試験に通りたいがためだけに、DMV(自動車局)の試験官になるというストーリー。DMVの職場を舞台に、主人公とクセの強い同僚たちとの日々を描くコメディドラマだ。アーロン・カプラン(『ママさん刑事(デカ) ローラ・ダイヤモンド』『Divorce/ディボース』)が製作総指揮に名を連ねている。
オリジナルとなる『アインシュタイン ~天才科学者の殺人捜査~』全3シーズンは、Amazon Prime Video(アマゾンプライム)、Lemino、U-NEXTで配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:米Variety
Photo:マシュー・グレイ・ギュブラー(『クリミナル・マインド』)© ABC Studios