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『FRINGE/フリンジ』が今こそ復活すべき理由

2025年4月22日 ※本ページにはアフィリエイト広告が含まれます

FRINGE/フリンジ

今、テレビドラマの世界では多くのスピンオフやリブートが登場し、過去の名作が再び脚光を浴びる時代が来ている。「今だからこそ観たい」と思わせる深いテーマ性と物語構造を持つ作品こそが、再び評価され始めているのだ。

そんな中、2008年から2013年にかけて放送されたSFドラマ『FRINGE/フリンジ』は、まさに今の時代にこそ蘇るべき一本だ。

FRINGE/フリンジ
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唯一無二のSFドラマ『FRINGE』

『FRINGE』は、FBI捜査官オリビア・ダナム、天才科学者ウォルター・ビショップ、そしてその息子ピーターが、常識を超えた奇妙な事件に挑むSFミステリードラマ。毎話ごとに登場する“科学では説明できない現象”と、それを支える人間ドラマが見どころだった。

疑似科学を大胆に取り入れながらも、キャラクターたちのリアルな感情や関係性によって物語に説得力が生まれていた。視聴者は毎回、予想もつかない展開にワクワクしながら、彼らの成長や絆にも心を動かされた。

なぜ「今」なのか?

放送終了から10年以上が経った今、世の中はパンデミックやAI、仮想現実など、当時はSFの中の話だったような出来事を実際に経験している。つまり、『FRINGE』の描いていたテーマが、現実のものとして私たちに迫ってきているのだ。

さらに、過去に中心テーマだった「マルチユニバース」や「パラレルワールド」も、今では多くの作品に取り入れられている。とはいえ、それらを新しい視点で再構成することができれば、リブート版『FRINGE』は十分に独自の存在感を放つことができる。

『コブラ会』や『ドクター・フー』のように、オリジナルへの敬意を持ちつつ、現代に適応させたリブート作品は高評価を得てきた。『FRINGE』もまた、そのポテンシャルを十分に備えている。

『FRINGE/フリンジ』全5シーズンは、U-NEXTにて配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:『FRINGE/フリンジ』© 2009 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

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海外ドラマNAVI編集部

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