『SUITS/スーツ』スピンオフでハーヴィーとドナの“その後”が明らかに!

米NBCで放送中の『Suits LA』。4月20日放送の最新エピソード「Bat Signal(原題)」が、オリジナルドラマ『SUITS/スーツ』ファン必見の一話となったようだ。ハーヴィー・スペクター(ガブリエル・マクト)の“その後”が描かれ、感慨深い回となった。米TV Lineが報じている。

 

ハーヴィーの“家族”が明かされた瞬間

今回のエピソードでは、ドナ(サラ・ラファティ)の姿は登場しなかったものの、彼女の存在はしっかりと感じられる演出が用意されていた。

ハーヴィーとテッド(スティーヴン・アメル)がマフィアのペレグリーニを再び起訴するために動くなか、ハーヴィーの携帯には「マイ・ボーイ」と登録された連絡先から「パパ、いつ電話するの?」というメッセージが届く。これが、ハーヴィーとドナの間に息子がいることを初めて示すシーンだった。

さらに、テッドから「息子の名前は?」と尋ねられたハーヴィーは、「テッドだ」と冗談を飛ばした後に、「いや、本当はケヴィン。彼の方がずっと好きだったからな」と語り、笑いを誘った。

これまで『SUITS/スーツ』の最終回で描かれた二人の結婚後が具体的に描かれることはなかったが、今回の描写で家族が増えていたことが明らかになった。

シリーズ最終話では、ハーヴィーとドナがマイク(パトリック・J・アダムス)やレイチェル(メーガン・マークル)とともにニューヨークを離れ、シアトルでの新たなスタートを切っていたが、『Suits LA』では彼らの現在地には触れられていない。それでも、ハーヴィーの結婚指輪と息子の存在が、幸せな家庭を築いていることを物語っている。

あのキャラクターも再登場!シリーズファンに刺さる仕掛け

また、エピソードの中でハーヴィーが「数年前に弟マーカスをがんで亡くした」と打ち明けるシーンも登場。これは、オリジナル版でマーカス・スペクターを演じたビリー・ミラーへの追悼でもある。エピソードの最後には「ビリー・ミラーを偲んで」という献辞が掲げられ、2023年9月に43歳で亡くなったビリーへの敬意が表された。

さらにもう一つのサプライズとして、デヴィッド・コスタビル(『ビリオンズ』)が演じるダニエル・ハードマンが登場。テッドは過去のペレグリーニ裁判で彼を証人として召喚し、シリーズの歴史を振り返る展開となった。

『Suits LA』はスピンオフでありながら、オリジナルファンへの心配りが随所に感じられる構成となっており、長年の視聴者にとって見逃せない作品となっている。ハーヴィーとドナの“その後”が語られることで、また一つ『SUITS/スーツ』の物語に温かい余韻が加わった。

『SUITS/スーツ』全9シーズンはNetflix、Amazon Prime Video(アマゾンプライム)HuluU-NEXTで配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:Instagramアカウント@nbcsuitsより