『HOMELAND/ホームランド』監督、『ハンドメイズ・テイル』&『スキャンダル』スター共演ドラマ担当へ

2011年から8シーズン続いた人気ドラマ『HOMELAND/ホームランド』で長年監督を務めたレスリー・リンカ・グラッターが、ドラマスター二人の共演ドラマを手掛けることが分かった。米Deadlineが報じている。

女性による女性の物語を女性監督が担当

『HOMELAND/ホームランド』全96話のうちシリーズフィナーレを含む25話でメガホンを取り、エミー賞候補にもなっていたグラッター。彼女が新たに担当するApple TV+の新作ドラマ『Imperfect Women(原題)』は、エリザベス・モス(『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』)とケリー・ワシントン(『スキャンダル 託された秘密』)が豪華共演を果たす話題作だ。

アラミンタ・ホールの同名ベストセラー小説を原作とするこのリミテッドシリーズでは、二人の親友と愛すべき夫と娘、そして死ぬまで秘密だった恋人を遺して殺されたナンシー・ヘネシーの物語が描かれる。ゴージャスで裕福なナンシーは、彼女を知る人たちから大切にされていた。外から見たら彼女の人生は完璧だったが、彼女の死に関する捜査が難航し、友人のエレノアとメアリーは悲しみと闘うにつれ、自分たちはナンシーのこと、お互いのこと、そして恐らくは自分自身のことさえほとんど知らなかったことに気づき、暗い秘密が明らかになっていく──。

およそ1年前の2024年3月に制作されることが明らかとなった本作。今年1月には、ケイト・マーラ(『ハウス・オブ・カード 野望の階段』)もキャストに加わった。3人の演じる役柄は明かされていないが、恐らくエリザベスとケリーがエレノアとメアリーのいずれかを、ケイトはナンシーを演じるものと思われる。

今回参加が決まったグラッターは、第1話の監督を担うとともに、エリザベスやケリーとともに製作総指揮も兼任。Apple TV+のドラマ『フィジカル』でクリエイターを務めたアニー・ワイズマンがショーランナーを務める。

全米監督協会(DGA)の会長も務めるグラッターは、今月上旬に開催されたDGA賞授賞式でスピーチを行い、何度も火災に見舞われたロサンゼルスを映画やドラマの制作地とするべきだと監督仲間に呼びかけていた。その際に、「私たちはハリウッドを失うわけにはいかないのです。私の次のプロジェクトは3月にスタートしますが、ロサンゼルスで撮影を行います」と発言していたが、そのプロジェクトが本作を指していたようだ。

『HOMELAND/ホームランド』全8シーズンはAmazon Prime Video(アマゾンプライム)にて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline米Variety

Photo:『HOMELAND/ホームランド』© 2020 Showtime Networks, Inc., a CBS Company. All rights reserved.