『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』に主演するエリザベス・モスと、『スキャンダル 託された秘密』の主役で知られるケリー・ワシントンが、Apple TV+の新作ドラマ『Imperfect Women(原題)』で豪華共演を果たすことが明らかとなった。米Deadlineが報じている。
尊敬し合っていた相手と初共演
アラミンタ・ホールの同名ベストセラー小説を原作とするこのリミテッドシリーズは、二人の親友と愛すべき夫と娘、そして死ぬまで秘密だった恋人を遺して殺害されたナンシー・ヘネシーの物語が描かれる。ゴージャスで裕福なナンシーは、彼女を知る人たちから大切にされていた。外から見たら彼女の人生は完璧だったが、彼女の死に関する捜査が難航し、友人のエレノアとメアリーは悲しみと闘うにつれ、自分たちはナンシーのこと、お互いのこと、そして、おそらくは自分自身のことさえほとんど知らなかったことに気づき、暗い秘密が明らかになっていく──。
エリザベスとケリーが演じる役柄は明かされていないが、それぞれがエレノアとメアリーのどちらかを演じるものと思われる。そのほかのキャストは未定。
Apple TV+のドラマ『フィジカル』でクリエイターを務めたアニー・ワイズマンがショーランナーを務めるほか、エリザベスとケリー、『シャイニング・ガール』のリンジー・マクナマス、『リトル・ファイアー ~彼女たちの秘密』のピラー・サヴォン、原作者のホールとともに製作総指揮も兼任する。
エリザベスは本企画を「最高の組み合わせ」だと称し、ケリーとタッグを組むに至った経緯も説明。「アラミンタの小説を受け取った瞬間から、その本を手放すことができませんでした。すごく衝撃的な小説で、瞬く間に夢中になってしまいました。私は長年にわたり、ケリーのことを俳優、プロデューサーとしても称賛しており、彼女と協業できる仕事を探していました。私たちがSimpson Street(ケリーのプロダクション会社)宛てにケリーとピラーに資料を送ったところ、彼女が応えてくれて本当にワクワクしました」
一方のケリーも、エリザベスから連絡を受けたことについて、「これ以上、興奮したことはありませんでした」と回想。「私は長年にわたり、素晴らしい俳優としても画期的なプロデューサーとしても、彼女の大ファンです。エリザベスとリンジーが非の打ちどころのないセンスの持ち主であることは、アラミンタの魅力的な小説のファンであることからも明らかです。そして、このプロジェクトをスクリーンで実現する人物として、素晴らしきアニー・ワイズマン以外は考えられません。『Imperfect Women』は、まさに私たちがSimpson Streetで生み出そうとしている、エキサイティングかつ複雑で生々しいストーリーテリングです」と述べた。
最近のエリザベスについては、『ハンドメイズ・テイル』が最終章となるシーズン6へ更新され、スマッシュヒットを放ったホラー映画『アス』や『透明人間』、『ネクスト・ゴール・ウィンズ』などに出演し、ドラマ『シャイニング・ガール』ではApple TV+と初タッグを組んでいた。
対するケリーは『スキャンダル』の放送終了後、主演した舞台の映画版『アメリカの息子』や『ザ・プロム』に登場し、主演・製作総指揮を務めたリミテッドシリーズ『リトル・ファイアー ~彼女たちの秘密』が高い評価を受けた。
(海外ドラマNAVI)
参考元:米Deadline
Photo:エリザベス・モス © NYPW/FAMOUS/ケリー・ワシントン © NYPW/FAMOUS