
犯罪ドラマの金字塔として、絶大なる人気を誇る米AMCのドラマ『ブレイキング・バッド』。本シリーズでプロデューサー・脚本を務めたピーター・グールドが、悪徳弁護士ソウル・グッドマンがシリーズを台無しにするのではないかと心配したと、その理由を語っている。
『ブレイキング・バッド』の世界にフィットするか心配だった…
『ブレイキング・バッド』シーズン2第8話「ソウルに電話しよう!」で初登場したソウル・グッドマンは、主人公ウォルター・ホワイトが麻薬ビジネスで稼いだお金を資金洗浄する悪徳弁護士だ。
TV批評家のアラン・セピンウォールによる著書「Saul Goodman v. Jimmy McGill(原題)」に収録されたインタビューでグールドは、「自分としては、エピソードを書いている時にすごく緊張しました」と、こう振り返っている。「怖くなったんです。あまりにもバカげたキャラクターを作って、番組をブチ壊してしまうのではないかと心配したからです。現実的な番組だと思っていたのに、彼が派手な存在になってしまうのではないかと思ったんです」
グールドによると、「ソウルに電話しよう!」の脚本に対するAMC幹部の反応は、良くなかったのだという。「名前は伏せておきますが、私の不安は某幹部との最初の電話会議でさらに高まりました。(『ブレイキング・バッド』のクリエイター、ヴィンス・ギリガンと)私が電話会議に出た時、“このキャラクターは基本的に好きじゃない。もう一度やり直して、このエピソードのために別のストーリーを考え出せないだろうか?”と訊かれたんです」
しかし、ギリガンはソウルを脚本から削除することを拒み、問題の幹部はギリガンを信用しなければならなかったため、引き下がったそうだ。グールドは、「もし、そのエピソードを破棄しなければならなかった別の世界を考えてみてください」とも語っている。
当時、グールドはソウルのインパクトあるキャラクター像が、『ブレイキング・バッド』の世界にフィットするかどうか心配していたようだが、ソウルは瞬く間に人気キャラクターに。『ブレイキング・バッド』の放送終了後、ジミー・マッギルがソウル・グッドマンになるまでを描いた前日譚スピンオフドラマ『ベター・コール・ソウル』が6シーズンにわたって製作され、高い評価と人気を得たことは周知の事実だ。
『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』の全シーズンは、Netflixにて配信中。(海外ドラマNAVI)
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Photo:『ブレイキング・バッド』©︎2008-2013 Sony Pictures Television Inc. All Rights Reserved.