ガブリエル・マクト、『SUITS/スーツ』の影響でロースクールへ進学したファンに罪悪感!?

スタイリッシュな人気リーガルドラマ『SUITS/スーツ』で全9シーズンにわたりハーヴィー・スペクターを演じたガブリエル・マクトは、同作の影響でロースクールへ進学したファンに罪悪感を覚えているようだ。

ドラマと現実は違うからこそ…

米Peopleのインタビューの中でガブリエルは、『SUITS/スーツ』に触発されて弁護士になりたいと思い、ロースクールへ進んだファンについてこう語っている。

「この番組が理由で、ロースクールに進んだ若者が本当に大勢いるんです。彼らは、(実際の弁護士の世界も)テンポが速く、家族や仲間の絆があって、クールでスタイリッシュ、ウィットに富んでいてドラマチックで、そういう要素が詰まっていると考えるんです。そういう人が僕のところに来て、“あなたが理由でロースクールに進学しました”と言われると、いつも僕は心から“ごめんなさい”と謝るんです」

SUITS/スーツ

弁護士は人々の役に立ち、堅実な素晴らしい職業だが、当然ながらその現実は、『SUITS/スーツ』のようにスタイリッシュでグラマラスではないはずだ。毎日ドラマチックな訴訟を抱え、情報収集のために外を飛び回ってスリリングな時間を送ることもなく、高級レストランでパワーランチを楽しみ、クールなバーで美女と戯れるような日々でもないだろう。

ガブリエルは、『SUITS/スーツ』を視聴して弁護士の世界に憧れロースクールへ進学したファンが、のちにそれとはまったく異なる現実を突きつけられることが目に見えているため、罪悪感を覚えてしまうようだ。

人気番組の影響でファンが特定の職業を目指すようになる現象として、犯罪捜査ドラマ『CSI』シリーズをきっかけに、それまで人気のなかった鑑識分野の仕事を志望する人が増えたという例もある。ガブリエルはファンに対して申し訳なく思っているようだが、将来の仕事を思い描けなかった若者が番組の影響で夢を持てたら、それは素晴らしいことではないだろうか。

『SUITS/スーツ』は米USA Networkで2019年に放送が終了したが、2023年にNetflixで配信されるようになって人気が再燃。その再ヒットを受け、米NBCで新たなスピンオフドラマ『Suits: L.A.(原題)』が制作された。NBCで2月23日(日)より放送されるこのスピンオフは、ガブリエルがハーヴィー役で復帰することもあって大きな注目が集まっている。そんな新作の影響で、ますますロースクールを目指すファンが増えそうだ。

『SUITS/スーツ』全9シーズンはNetflix、Amazon Prime Video(アマゾンプライム)HuluU-NEXTで配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米People米Entertainment Weekly


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Photo:『SUITS/スーツ』© 2015 Universal Studios. All Rights Reserved.