クイーン・ラティファ(『シカゴ』)主演の人気アクションドラマ『イコライザー』にスピンオフの可能性が浮上していることは以前当サイトでもお伝えした通りだが、その続報が届いた。米Varietyなど複数のメディアが伝えている。
シリーズ初のダブル主役を務める可能性も
オリジナルは1980年代のアクションドラマ『ザ・シークレット・ハンター』で、デンゼル・ワシントン主演の映画シリーズが作られていることでも知られる米CBSの『イコライザー』。2021年に始まったリブート版ドラマは本国アメリカでシーズン5が放送中だが、その第16話に登場する二人のキャラクターがスピンオフドラマの主役になる可能性があると最初に報じられたのは2024年11月。それからおよそ2ヵ月が経過したこの度、同役にタイタス・ウェリヴァーとファニ・フェリスが起用されたことが分かった。
'Equalizer' Potential Spinoff Casts Titus Welliver, Juani Feliz in Lead Roles https://t.co/bG5jxSlICu
— Variety (@Variety) January 17, 2025
タイタスが演じるのは、暗い秘密を抱える元CIA工作員のハドソン・リード。トップクラスの腕を持つ彼は、かつての師を通じてラティファ演じるロビンと繋がりを持つというキャラクターだ。対するファニの役柄は、父親によって鍛えられた武器の専門家であり優れた武術家、そしてカメレオンのような適応力を持つサマンサ・リード。苗字から察するに、タイタスとフアニは親子役を演じるようだ。
タイタスといえば、2014年から2021年まで全7シーズンにわたって続いたAmazon Prime Videoのクライムドラマ『BOSCH/ボッシュ』の主演でおなじみ。2022年からはそのスピンオフ『ボッシュ:受け継がれるもの』で再び主演を務め、最終章にあたるシーズン3の解禁を今年3月に控えている。ファニは同じくAmazon Prime Videoのコメディドラマ『ハーレム』に出演していた。
二人はまず今年の春にお披露目される本家シーズン5第16話にゲストとして出演予定。彼らが主演を務める見込みのスピンオフは、タイトルなどの詳細はまだ謎に包まれているが、シリーズを振り返ってもW主演は初めてのことになる。
最近、『ファイア・カントリー』をはじめとした人気ドラマのユニバース拡大に力を入れているCBS。今回の『イコライザー』スピンオフも、『FBI』や『NCIS』のようなフランチャイズ化を狙った肝入りの施策と言えそうだ。
『イコライザー』シーズン1~3はAmazon Prime Video(アマゾンプライム)にて配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:『BOSCH/ボッシュ』©Amazon Studios