2010年まで全6シーズン制作された大ヒットミステリードラマ『LOST』。ベン・ライナス役を演じたマイケル・エマーソンが、今『LOST』を見直したい意外な理由について明かしたと米Peopleが伝えている。
ファンが自分以上に詳しいから…
放送終了から15年が経つ『LOST』。ベン・ライナス役マイケル・エマーソンは今、もう一度見返したいと考えているようだ。J・J・エイブラムス、ジェフリー・リーバー、デイモン・リンデロフといった豪華製作陣が指揮を執り、マシュー・フォックスやエヴァンジェリン・リリーといった魅力的な俳優陣が集結した本作で、愛すべきヴィラン、ベン・ライナスを演じたマイケル。最近では『エルズベス』シーズン2における妻キャリー・プレストンとの夫婦共演も話題を呼んだ彼がPeopleの取材に応じ「『LOST』を見直す必要がある」と話した。
「今『LOST』は配信されていて、新たな世代によって楽しまれている」「彼らは道端で僕に声をかけてくれるんだけど、僕以上に詳しいことを知ってるんだ。みんなエピソードタイトルとか順番まで覚えてるんだよ。だから少し置いてけぼりになったような気がしてね。だからもう少し勉強し直そうかと思ったんだ」
妻キャリーももう一度『LOST』を見ることに乗り気な様子。「すてきなことだと思う。私の甥が最近『LOST』を見ていて、私も見直したくなったの」と話すキャリーはとあるフラッシュバックエピソードの中でベン・ライナスの母親役を演じ『LOST』に出演を果たしている。
「もうあまり思い出せないくらい時間が経ってしまったの」と話すキャリーは『LOST』の大ファンで「マイケルが参加する前から作品のファンだったの」とコメント。「私はシーズン1を全部観ていたんだけど、彼はからかってきたのよ。彼はこの番組を観ていなかったから、私が“テレビでこの番組を観ている間は話しかけないで”って言ったら“これは何?この番組何なの?すごくチープじゃない?”とか言ってくるの。私は“部屋から出てって!早く、早く!”って返していたわ」と夫婦の仲睦まじいエピソードを明かした。
「私は最初から『LOST』にハマってた。最後まで完全に夢中だった」と愛を明かすキャリー。賛否を巻き起こした最終回に対しても「最終回の構成は美しかったと思うしミステリーと寓話性があって素晴らしいと思った」と評価をみせている。
マイケルも「最終回が素晴らしく感動的な結末だと思っていて、今でもそれは変わらない」「その理由も説明できるよ。3、4分で済むけど“あなたの番組が好きだけど、結末が嫌いだった”と言ってくる人たちに説明する準備はできている」とコメントしており、15年経った今もなお変わらぬ作品への思いを露わにしている。
(海外ドラマNAVI)
Photo:『LOST』シーズン5© ABC Studios