全米で配信中の海外ドラマおよび映画(ドキュメンタリー・リアリティショー含む)におけるランキングトップ10(ニールセン調べ)が発表された。「オリジナルドラマ」「非オリジナルドラマ(※放映権を獲得した他社作品)」「映画」という3部門における全米でのストリーミング(配信)ランキングを紹介しよう。
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配信ランキング(ニールセン調べ)
2024年11月4日(月)から11月10日(日)までの順位は以下の通り。
ドラマ(オリジナル)
- 『アウターバンクス』(Netflix/計40話)…12億3000万分
- 『ザ・ディプロマット』(Netflix/計14話)…12億2000万分
- 『リンカーン弁護士』(Netflix/計30話)…11億1000万分
- 『ブリティッシュ・ベイクオフ』(Netflix/計102話)…5億9400万分
- 『タルサ・キング』(Paramount+/計18話)…5億200万分
- 『特殊作戦部隊:ライオネス』(Paramount+/計11話)…4億8000万分
- 『ビューティ・イン・ブラック』(Netflix/計8話)…4億1300万分
- 『ラブ・イズ・ブラインド』(Netflix/計96話)…3億8600万分
- 『マーダーズ・イン・ビルディング』(Hulu/計40話)…2億9300万分
- 『アガサ・オール・アロング』(Netflix/計9話)…2億8700万分
ドラマ(非オリジナル)
- 『グレイズ・アナトミー』(Hulu/Netflix/計436話)…10億3000万分
- 『ボブズ・バーガーズ』(Hulu/計276話)…8億9900万分
- 『ブルーイ』(Disney+/計154話)…8億8300万分
- 『ファミリー・ガイ』(Hulu/計434話)…8億7500万分
- 『LOST』(Hulu/Netflix/計121話)…8億3300万分
- 『スポンジ・ボブ』(Paramount+/計292話)…7億2000万分
- 『ゴシップガール』(Netflix/Hulu/Disney+/計121話)…6億1700万分
- 『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』(Netflix/Paramount+/計471話)…5億9400万分
- 『SUPERNATURAL スーパーナチュラル』(Netflix/計328話)…5億8500万分
- 『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』(Hulu/Peacock/Disney+/計558話)…5億8200万分
映画
- 『怪盗グルーのミニオン超変身』(Peacock)…4億7800万分
- 『ミート・ミー・ネクスト・クリスマス』(Netflix)…4億3800万分
- 『HAROLD AND THE PURPLE CRAYON(原題)』(Netflix)…3億9300万分
- 『マーサ』(Netflix)…3億6700万分
- 『タイムカット』(Netflix)…3億1600万分
- 『ペット』(Netflix)…3億1400万分
- 『インサイド・ヘッド2』(Disney+)…2億7500万分
- 『SING/シング』(Netflix/Peacock)…2億6100万分
- 『モアナと伝説の海』(Disney+)…2億5200万分
- 『ウソツキは結婚のはじまり』(Netflix)…2億4700万分
※配信先は、現地アメリカでのプラットフォームを記載。
圏外から総合部門トップに立ったのは若者たちの青春クライムドラマ『アウターバンクス』。10月10日(木)にシーズン4前半(全5話)が追加された際にも3週続けてオリジナルドラマ部門のトップ10入りを果たしていたが、11月7日(木)にシーズン4後半(全5話)がリリースされたことを受けて12億3000万分の視聴時間をマーク、すぐさま圏内に復帰した。
それと1000万分差(12億3000万分)と肉薄して2位につけたのは『ザ・ディプロマット』。前週、3週続けて総合部門トップに立っていた『リンカーン弁護士』は、視聴時間の減少に伴い(16億3800万分→20億2900万分→14億5000万分→11億1000万分)同3位に下がっている。
非オリジナルドラマ部門では『グレイズ・アナトミー』が躍進。毎週のようにトップ5入りと、もともと安定した人気を誇っていたが、同シリーズの放送局ABCの関連である米Huluだけでなく、Netflixでも新契約により過去20シーズン分のエピソードが見られるようになったことから、視聴時間が普段の6~8億分台から10億分超(10億3000万分)へと増加。2週連続の3位から1位へと浮上した。
少しずつ視聴時間が減っている(10億3300万分→9億6700万分→8億3300万分)『LOST』は、人気アニメの数々にも抜かれて同部門の1位から5位までダウン。ほかには、ブレイク・ライヴリーが主演し2000年代後半から6シーズン続いた青春ドラマ『ゴシップガール』が、10月29日(火)よりNetflixでリリースされたことを受けて新たにランクイン(7位)。ニールセンによれば、同作の視聴者層は12~17歳が10%、18~34歳が37%と、若年層に支持されているという。
映画部門はトップ10の半分が入れ替わり。前週はハロウィンなどの時期に合わせた作品が見られたが、この週は早くも『ミート・ミー・ネクスト・クリスマス』というクリスマス作品がお目見え。これから年の終わりに向けて関連コンテンツが多く登場することになりそうだ。今年、8年ぶりの続編が作られた『モアナと伝説の海』は、9月16日(月)から9月22日(日)までの週以来、8週ぶりにトップ10返り咲き。2作目の全米公開(11月27日)に合わせて今後さらに視聴者が増えるものと思われる。
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