映画『ジュラシック・パーク』シリーズなどの出演で知られる名優サム・ニールが、78歳で亡くなったことが月曜日に明らかとなった。突然の訃報に世界中が悲しみに暮れるなか、彼のテレビドラマにおけるキャリアで最も記憶に残る役の一つが、大ヒットギャングドラマ『ピーキー・ブラインダーズ』のチェスター・キャンベル警部だ。 サム演じるキャンベルは、主人公トミー・シェルビー(キリアン・マーフィー)率いるギャング組織の壊滅に異常な執念を燃やすアイルランド人の警察官であり、シリーズの初期を共同主演格として力強く牽引した。しかし、キャンベルはシーズン2のフィナーレで非業の死を遂げ、早々に番組を去ることになる。初期の人気を支えた主要キャストが、なぜこれほど早く退場することになったのだろうか。
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映画、ドラマ界で活躍してきたベテラン俳優のサム・ニールが78 …
「死にたくない」サムが放った本音と、ショーランナーの決断
キャンベルの早期退場について、シリーズのショーランナーを務めるスティーヴン・ナイトが英Expressに明かしたところによると、それは純粋にクリエイティブ面の決定であったという。スティーヴンはサムについて次のように語っている。「彼はただただ素晴らしい俳優です。とてもいい奴で、本当にナイスな人。しかし、キャンベルという役としての寿命は全うされたと考えたのです」
しかし、その決定を本人に伝える段階になり、スティーヴンは危うく考えを変えそうになったという。「彼に電話をかけて、サム、このキャラクターは素晴らしかった、ファンタスティックだったよと告げたんです。すると彼が死にたくないなと言ったので、私は臆病者のようにああ、わかった、もう一度考えてみるよと言ってしまいました」
最終的にスティーヴンは当初のプロット通りに計画を実行に移したが、それが確定した瞬間、サムはプロフェッショナルとして自身の運命を受け入れた。スティーヴンは当時を振り返り、「彼は完全にファンタスティックだという感じでした。素晴らしい人物ですが、ええ、本音を言えば死にたくはなかったのですよ」と、敬意を込めて明かした。
壮絶な最期と、作品に遺した偉大なるレガシー
作中でのキャンベルの最期は、まさに壮絶なものだった。彼はトミーの叔母であるポリー・シェルビー(ヘレン・マックロリー)の息子マイケル(フィン・コール)への愛を利用し、自身の要求をのむのであればマイケルを釈放すると持ちかけるなど、完全に一線を越えていく。しかし、シェルビー一族の中で最も強靭な精神を持つポリーは屈しなかった。シーズン2のフィナーレにおいて、他ならぬチャーチルと通話中だったキャンベルを電話ボックスの中で撃ち殺し、彼に因果応報の結末をもたらしたのである。
『ピーキー・ブラインダーズ』のサーガはその後さらに4シーズンにわたって継続し、後日譚となる映画版へと繋がっていった。さらに、ジェイミー・ベルがトミーの息子デューク・シェルビー役で主演を務める、配信予定の続編シリーズによってその世界線は引き継がれる。
わずか2シーズンのみの登場であったにもかかわらず、サムが演じたキャンベル警部の冷徹な演技は、今なおこの番組の永続的なレガシーとして大きな一部であり続けている。名優サム・ニールのこれまでの素晴らしい功績に、心からの哀悼の意を表したい。
『ピーキー・ブラインダーズ』シーズン1~6と映画『ピーキー・ブラインダーズ:不滅の男』はNetflixで独占配信中。(海外ドラマNAVI)









