ドイツ発のおすすめ海外ドラマ【8選】

海外ドラマの主流であるハリウッドやイギリス発のドラマだけでなく、「ちょっと新しい海外ドラマ」に挑戦してみたいと思っている方におすすめしたいのが、独自の美学や文化的背景を活かしたユニークな作品が多い「ドイツ発の海外ドラマ」。歴史の重みを感じさせる重厚なストーリーや社会問題を鋭く描いた作品だけでなく、共感できるような青春・コメディシリーズも多く製作されており、誰でもお気に入りが見つかるはず!

ここでは、ドイツドラマ初心者でも気軽に楽しめるドイツ発のおすすめドラマ8作品を厳選して紹介! それぞれの作品の魅力やおすすめポイントを解説していこう。

ドイツ発のおすすめ海外ドラマ

『マクストン・ホール ~私たちをつなぐ世界~』

ドイツ人作家Mona Kastenの人気小説をドラマ化。シーズン1は、原作3部作の1作目を全6話で描く。

奨学生として名門私立マクストン・ホール学校に通う奨学生のルビーは、思いがけず大富豪の御曹司であるジェームズの秘密を知ってしまう。ジェームズは彼女の口封じを試みるが、二人の衝突は予期せぬ火花を散らすこととなる。

お金持ちと庶民の恋というストーリーから、日本ではドイツ版『花より男子』としてSNSを中心に大きな話題を集めた。

『マクストン・ホール ~私たちをつなぐ世界~』シーズン1は、Amazonプライムビデオで独占配信中。シーズン2に更新済み。

『ドラッグ最速ネット販売マニュアル』


実際の事件に着想を得てドラマ化された青春コメディシリーズ。

ドイツの小さな田舎町で暮らすオタクな高校生モーリツは、失恋をきっかけに自室のコンピューターでドラッグのネット販売を始める。想像以上に成功をおさめることになり親友レニーの協力のもと、彼はヨーロッパいちのドラッグディーラーに成長していく。

ドイツ版『ブレイキング・バッド』とも言える痛快なストーリーで、スピーディーな展開とウィットに富んだ会話がクセになる! 『マクストン・ホール』でジェームズ役を演じるダミアン・ハルドンがモーリツのクラスメイト役で出演。

『ドラッグ最速ネット販売マニュアル』シーズン1~3は、Netflixにて独占配信中。

『DARK ダーク』

ドイツ製作による初のNetflixオリジナルシリーズ。Netflixで配信されるや否や大ヒットし、ドイツドラマの可能性を世界に知らしめた。

ドイツのとある小さな町で、幼い子どもたちの失踪事件が発生。3世代にわたるショッキングな秘密が暴かれ、運命に翻弄される4つの家族の複雑な関係とタイムトラベルの謎が絡み合う。

圧倒的な伏線の多さと、それがすべて回収される快感、美しい映像と陰鬱な雰囲気が作る没入感などが魅力。一度では全てを理解するのが難しい複雑なストーリーが話題に。何度観ても新たな発見を楽しめるだろう。

『DARK ダーク』シーズン1~3は、Netflixにて独占配信中。

 

『アインシュタイン ~天才科学者の殺人捜査~』


アルベルト・アインシュタインの子孫が主人公のミステリー。

天才物理学者・フェリックス=通称“アインシュタイン”。頭脳と知識はずば抜けているが奇抜な言動で周囲を翻弄する彼は、遺伝性の難病で余命およそ7年と自己診断していた。病院から違法薬物を盗んで逮捕された彼だったが、その頭脳に目をつけた刑事・エレナとタッグを組み科学的観点から事件を捜査していくことになる。

『クリミナル・マインド』のドクター・スペンサー・リード役で知られるマシュー・グレイ・ギュブラー主演でアメリカ版リメイクが製作されることが決定している。

 

『Stromberg(原題)』

イギリスで社会現象を巻き起こした職場コメディ『ジ・オフィス』のドイツ版で、ドイツ語圏で最も人気のあるコメディ番組のひとつ。ドイツ版リメイクが製作された1年後にアメリカ版も製作され、同様に大ヒットを記録している。

ドイツの架空の保険会社「Capitol Versicherungen」で働く中間管理職のストロンベルクが主人公。彼は自己中心的で嫌味たっぷり、同僚たちにとってはトラブルメーカーだが、その憎めないキャラクターが視聴者に笑いと共感を与える。本家『ジ・オフィス』同様、シニカルな職場コメディが好きな人におすすめだ。

さらに、ドイツ特有の文化や価値観が織り込まれており、日本とは違う職場文化を垣間見ることもできるだろう。

『バビロン・ベルリン』

1920年代のベルリンを舞台に、警察官ゲレオン・ラスが難事件に挑む歴史クライムドラマ。第一次世界大戦後の混乱期を背景に、政治的陰謀やギャングとの対立が描かれる。

当時のベルリンの空気を感じさせる豪華なセットや衣装、そして社会の変動期における人々の生き様を深く掘り下げたストーリーなどが話題を集める。

『バビロン・ベルリン』シーズン1~3は、Huluにて配信中

『4ブロックス』


ベルリンの犯罪組織に焦点を当てた緊迫感あふれるドラマ。主人公トニは家族と組織の間で揺れ動きながら、裏社会で生き抜く決意を固めるていく。

ドイツの移民社会や多文化的背景が反映されたリアルな世界観が見どころ。トニの苦悩や葛藤が共感を呼ぶ人間ドラマとしての深みと、犯罪アクションの迫力ある描写が楽しめる。

『ドイツ1983年』

冷戦時代の東ドイツを舞台に、若きスパイが西ドイツに潜入し情報を探るスパイドラマ。冷戦時代の緊張感が生々しく再現されており、主人公の葛藤を通じて、歴史的背景やイデオロギーの衝突を体感できる。また、1980年代の音楽やファッションなど時代を感じさせる演出も見逃せない。

『ドイツ1983年』は、Amazon Prime Videoなどで配信中。

(海外ドラマNAVI)

Photo:©Netflix