世界的大ヒット作『ワンダー 君は太陽』から生まれた、もうひとつの物語『ホワイトバード はじまりのワンダー』が、12月6日(金)に全国公開。
この度、ジリアン・アンダーソンのインタビュー映像が解禁!
『ホワイトバード はじまりのワンダー』概要
全世界1500万部突破のベストセラー小説シリーズ「ワンダー」を映画化し、興行収入320億円超えのスーパーヒットを記録した『ワンダー君は太陽』。その後、「ワンダー」の作者R・J・パラシオが、「ワンダー」のアナザーストーリー「ホワイトバード」を書き上げた。
前作『ワンダー 君は太陽』でいじめっこだった少年ジュリアン(ブライス・ガイザー)と、ジュリアンのおばあちゃん・サラ(ヘレン・ミレン)が主人公の本作は、あれから6年、学校を退学となった自覚のない孫の行く先を心配したサラが希望に満ちた未来へ導くために、自ら封印していた“衝撃の過去”を告白する、今この時代だからこそ必要な力を手渡してくれる、衝撃と感動のヒューマンドラマ。
『X-ファイル』ジリアン・アンダーソンの役どころは?
日本でも大ヒットしたTVシリーズ『X-ファイル』でスカリー捜査官を演じ、モルダー捜査官役のデビッド・ドゥカブニーとともに世界的な人気を博したジリアン。
Netflixオリジナルシリーズ『ザ・クラウン』ではマーガレット・サッチャー役を演じ、ゴールデングローブ賞、エミー賞、放送映画批評家協会賞を受賞したほか、同じくNetflixシリーズ『セックス・エデュケーション』で演じたセックスセラピスト役も強い印象を残している。
本作でジリアンが演じるのは、ナチス占領下となっていたフランスで、「トゥルトー(カニ)」と呼ばれてクラスでいじめられていた少年ジュリアンの母ヴィヴィアン。ユダヤ人の少女サラを助けるだけでなく、両親も探すと約束をする、優しく、博愛に満ちたキャラクターだ。
ユダヤ人の少女を匿うという家族の決断には、「ドイツ軍に見つかったら間違いなく殺されるんだから、とてつもなく大きな決断よ。重大な結果をもたらすことになる」と、役に挑んだうえでの想いを吐露している。
またジリアンは本作に惹かれた理由について、「すばらしい脚本に胸を打たれたの」と口にする。「(本作は)ドイツ軍によるフランス侵攻が描かれていて、これまでにも多くの作品が同じ時代をテーマにしてきたし、時代が及ぼした何十年にも及ぶ影響にも触れてきた。でも、当時を生きたあらゆる人の人生が変わった。それでも心は失わずにいたのは、自らの命を危険にさらしても、慈悲深さや思いやりを持って助け合って生きていたからなの」と、本作のメッセージである“勇気ある優しさ”の物語に心打たれたことを明かしている。
また観客に向けて、「この映画は今の時代に通ずるものであり、私たちが人間として、周囲の人々や、自分にとって大切な人、あるいは困っている人に対して手を差し伸べる必要がある」と投げかけている。今の時代にこそ必要な、つながり、愛、そして希望のメッセージを本作から受け取ってほしい。
日本のスクリーンでジリアンを観ることができるこの貴重な機会をお見逃しなく!
『ホワイトバード はじまりのワンダー』あらすじ
いじめによって学校を退学処分になったジュリアンは、自分の居場所を見失っていた。そんな中、ジュリアンの祖母のサラがパリから訪ねて来る。あの経験で学んだことは、「人に意地悪もやさしくもしないただ普通に接することだ」と孫の口から聞いたサラは、「あなたのために話すべきね」と自らの少女時代を明かす。
時は1942年、ナチス占領下のフランスで、ユダヤ人であるサラと彼女の両親に危険が近づいていた。サラの学校にナチスが押し寄せ、ユダヤ人生徒を連行するが、サラは同じクラスのジュリアンに助けられ、彼の家の納屋に匿われることになる。
クラスでいじめられていたジュリアンに何の関心も払わず、名前すら知らなかったサラを、ジュリアンと彼の両親は命がけで守ってくれる。日に日に二人の絆が深まる中、終戦が近いというニュースが流れるのだが──。
(海外ドラマNAVI)
Photo:『ホワイトバード はじまりのワンダー』© 2024 Lions Gate Films Inc. and Participant Media, LLC. All Rights Reserved.