2013年から5シーズンにわたって製作された米AMC『オーファン・ブラック 暴走遺伝子』の続編となるスピンオフドラマ『Orphan Black: Echoes(原題)』がシーズン1にて打ち切りになることがわかった。
オリジナルドラマの人気には届かず…
『オーファン・ブラック』は自分がクローン人間だと悟った主人公サラが真相を暴くために他のクローンたちと協力し、危険な陰謀を徐々に解き明かしていくというドラマシリーズ。サラをはじめ、10以上ものクローンというキャラクターを演じ分けたタチアナ・マズラニー(『シー・ハルク:ザ・アトーニー』)は、その演技が絶賛され、エミー賞など各演技賞を総舐めにしたことでも大きな話題となった。
そんな人気作の終焉から37年後の2052年が舞台の『Orphan Black: Echoes(原題)』は、人間の存在を科学的に操作するというテーマを深く掘り下げた。物語は、成長したキラと彼女の妻が、記憶を失った女性ルーシーを助けようと奮闘する様子を描く。
主人公のルーシーを演じたのは『ジェシカ・ジョーンズ』や『ブレイキング・バッド』で知られるクリステン・リッター。キラ役には『ボディガード -守るべきもの-』のキーリー・ホーズ。そのほかのキャストは、アヴァン・ジョーギア(『ねじれた疑惑』)、ジェームズ・ヒロユキ・リャオ(『アンフォゲッタブル 完全記憶捜査』)、リード・ダイアモンド(『BONES』)ら。
オリジナルシリーズが大ヒットしただけに、大きな期待を背負っていた本作。残念ながら本家シリーズほどの熱狂的な支持を得ることはできなかった。批評家からは賛否両論(Rotten Tomatoesで60パーセント)の評価を受け、ファンからの評価はさらに低いものに。8月25日に最終回となる第10話が放送されていた。
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参考元:Deadline
Photo:『Orphan Black: Echoes』©Sophie Giraud