『メンタリスト』サイモン・ベイカーも出演！ベストセラー「検屍官」がAmazonでドラマ化決定

2024年9月20日 2024年9月20日 ※本ページにはアフィリエイト広告が含まれます

日本でも人気の小説「検屍官」シリーズが、Amazonでドラマ化されることになった。配信前に早くも2シーズンの制作が決まったこの期待のシリーズは、出演者もかなり豪華になるようだ。米Varietyなど複数のメディアが伝えている。

『スクリーム・クイーンズ』ジェイミー・リー・カーティス、検屍官が主人公の小説をドラマ化！

ホラー映画『ハロウィン』シリーズで"絶叫クイーン"の異名を誇り、青春ホラードラマ『スクリーム・クイーンズ』などに出演しているジェイミー・リー・カーティス。映画＆ドラマを股にかけて活躍する彼女が、検屍官を主人公にした小説シリーズをドラマ化することが明らかとなった。米Deadlineが報じている。この...

ニコール・キッドマンが20年追いかけてきた企画

アメリカの作家パトリシア・コーンウェルが1990年から発表している、検屍官のケイ・スカーペッタを主人公にした「検屍官」シリーズは、今年10月に28作目がリリース予定。日本でもそのほとんどが翻訳され、1000万部以上を売り上げている。

その人気の高さからこれまで何度も映像化の話が持ち上がったが、実現には至っていなかった。しかし、この度Amazonがドラマとして2シーズン制作することが正式に決定。ショーランナー・脚本・製作総指揮を務めるのは、『LOST』『バリー』のエリザベス・サーノフ。『ジェムストーン家の敬虔なる私生活』のデヴィッド・ゴードン・グリーンが最初の2話でメガホンを取る。

ニコール・キッドマン（『ビッグ・リトル・ライズ』）が主人公のケイ・スカーペッタを、ジェイミー・リー・カーティス（『スクリーム・クイーンズ』）がケイの姉ドロシーを演じ、二人は製作総指揮も担当する。

公式あらすじによれば、検屍官のケイ・スカーペッタはバージニア州に戻ることになり、姉のドロシーを含めた人々との、個人としての、あるいはプロとしての複雑な関係に頭を悩まされることになるという。

『Scarpetta（原題）』という仮タイトルで進められている本作は、シリーズ制作決定に伴って5人の追加キャストも明らかに。『メンタリスト』のパトリック・ジェーン役で知られるサイモン・ベイカーのほか、『ウエスト・サイド・ストーリー』のアリアナ・デボーズ、『エイリアニスト』のロージー・マキューアン、『ナイン・パーフェクト・ストレンジャー』のボビー・カナヴェイルとその息子である『ジ・オファー／ゴッドファーザーに賭けた男』のジェイク・カナヴェイルが参加することになった。

ボビーは元刑事のピート・マリーノを、サイモンはFBIプロファイラーのベントン・ウェズリーを、アリアナはドロシーの娘でケイにとっては姪のルーシー・ファリネッリ＝ワトソンを、ロージーとジェイクは若き日のケイとマリーノをそれぞれ演じるという。

Prime Video has officially ordered two seasons of ‘Scarpetta’ starring and executive produced by Nicole Kidman and Jamie Lee Curtis https://t.co/zpSv8D5uBQ
— Deadline (@DEADLINE) September 18, 2024

Amazonテレビジョン部門の代表であるヴァーノン・サンダースは、「パトリシア・コーンウェルの『検屍官』シリーズは何十年にもわたってファンを魅了してきました。そんな人気作を全世界の視聴者に向けてAmazonがドラマシリーズとして提供できるなんて光栄です。リズ・サーノフの巧みなヴィジョンのもと、ニコール・キッドマン、ジェイミー・リー・カーティスをはじめとした魅力的なキャスト、一流のスタッフが集いました」と述べている。

「20年近くこの企画を追いかけてきた」というニコールは、「ケイ・スカーペッタになるのが待ちきれません。私を信じてくれたパトリシア・コーンウェルに心から感謝します」とコメント。

ジェイミーは「かねてより、ケイ・スカーペッタ作品を映像化したいと考えていました。ニコール・キッドマンがケイに命を吹き込んでくれるなんてワクワクします。自分がニコールと姉妹を演じるのも楽しみでなりません。小説のファンも喜んでくれるはずですし、ドラマで初めてこのストーリーに触れる人もキャラクターや犯罪、謎にのめり込むでしょう」と自信を見せた。

デミ・ムーアやアンジェリーナ・ジョリーを主役にする形で30年以上前から映像化の話が持ち上がっては頓挫してきたが、ようやく日の目を見ることに「ついに実現するのだと思うと、ワクワクが止まりません」と語ったのは原作者のコーンウェル。「昔からジェイミー・リー・カーティスとニコール・キッドマンの大ファンだったので、彼女たちが望んで出演してくれるなんて、ただただ最高です。Amazonで配信されるなんて夢のようで、待った甲斐がありました」と喜びを露わにしている。

多数の人気小説をドラマ化し、成功を収めてきたAmazon。10シーズンにわたって続いてきた『ボッシュ』シリーズ（原作者：マイケル・コネリー）をはじめ、『トム・クランシー／CIA分析官　ジャック・ライアン』（同：トム・クランシー）、『ジャック・リーチャー　～正義のアウトロー～』（同：リー・チャイルド）、『ロード・オブ・ザ・リング：力の指輪』（同：J・R・R・トールキン）、『ホイール・オブ・タイム』（同：ロバート・ジョーダン）、『私たちの青い夏』（同：ジェニー・ハン）などがリリースされてきた。現在も本作のほか、青年時代のシャーロック・ホームズが主人公の『Young Sherlock（原題）』（同：アンディ・レーン）や、スカーレット・ヨハンソンが主演する『Just Cause（原題）』（同：ジョン・カッツェンバック）が進められている。

（海外ドラマNAVI）