マーベル映画『アベンジャーズ』シリーズのブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフ役で知られるスカーレット・ヨハンソン。彼女が初めて主演するドラマ『Just Cause(原題)』に関して続報が届いた。米Deadlineが伝えている。
オスカー候補もスタッフとして参加
スカーレットがドラマに主演することが伝えられたのは、2022年11月。1992年に出版されたジョン・カッツェンバックの小説を元にしたAmazonのリミテッドシリーズで、1995年に『理由』として映画化された際にはショーン・コネリー、エド・ハリス、ローレンス・フィッシュバーンら演技派が出演していた。
映画は主演のショーンに合わせて多少設定を変更しているが、原作小説の主人公は新聞記者のマット・コワート。彼はある日、フロリダで起きた少女殺人事件で死刑が確定した囚人から手紙を受け取る。その囚人は実は無罪で、真犯人の名前とその動かぬ証拠を掴んでいるという。手紙を読んだマットは、真実を求めて調査を開始するのだが…。
実は映画版に10歳の頃のスカーレットが出演し、ショーン演じる主人公(この時は新聞記者でなく大学教授の設定)の娘を演じていた。ドラマ版では男性から女性へと変更された主人公の記者マディソン・“マディ”・コワートを演じるほか、製作総指揮も務める。子役時代から映画を中心に活躍してきたスカーレットは、これまで『アントラージュ★オレたちのハリウッド』に本人役で出演したりと、ゲストとしてドラマに参加したことは何度かあるものの、レギュラー出演するのはこれが初めてとなる。
そんな新作ドラマに関して、およそ1年3ヵ月ぶりに続報が到着。本年度のアカデミー賞で作品賞・脚色賞にノミネートされている『American Fiction(原題)』のコード・ジェファーソン、そして『ER 緊急救命室』『ザ・ホワイトハウス』『シェイムレス 俺たちに恥はない』といった人気ドラマに監督・製作総指揮・クリエイターなどとして関わってきたジョン・ウェルズが加わることが分かった。ジェファーソンとウェルズは第1話の脚本を共同で執筆するほか、製作総指揮も担うという。脚本家チームには、青春ドラマ『ノット・オーケー』でクリエイターを務めたクリスティ・ホールも名を連ねる。
豪華なスタッフが加わった『理由』ドラマ版の出来が楽しみだ。(海外ドラマNAVI)
参考元:米Deadline①、米Deadline②
Photo:スカーレット・ヨハンソン ©NYZ20/Famous