真田広之が日本人として初受賞!!『SHOGUN 将軍』最多18冠!第76回エミー賞授賞式

第76回エミー賞授賞式がロサンゼルスにて現地時間9月15日(日)に開催され、『SHOGUN 将軍』の真田広之がドラマシリーズ部門の主演男優賞を日本人として初めて受賞。同作は今年最多の18冠を達成した。

アンナ・サワイもアジア人初の快挙達成

米FXで今年2月から4月にかけて放送された『SHOGUN 将軍』は、ジェームズ・クラベルの小説をもとに、戦国時代を舞台に徳川家康をはじめとした実在の人々をモデルにしたストーリーが展開。そのクオリティの高さから大きな反響を呼び、エミー賞で今年最多の25ノミネートを果たしていた。

同作で主演・製作総指揮を務めた真田は中でも受賞を有力視される一人だったが、イドリス・エルバ(『ハイジャック』)、ドナルド・グローヴァー(『Mr. & Mrs. スミス』)、ウォルトン・ゴギンズ(『フォールアウト』)、ゲイリー・オールドマン(『窓際のスパイ』)、ドミニク・ウェスト(『ザ・クラウン』)というほかの候補者たちを押さえて受賞。プレゼンターのスティーヴン・ユァン(『ウォーキング・デッド』)から受賞者として真田の名前が呼ばれると、会場からはスタンディングオベーションが送られた。

真田は「これは東洋と西洋とをリスペクトをもって結びつける、夢のようなプロジェクトでした。この作品は、みんなで力を合わせれば、奇跡を起こせることを私に教えてくれました。みんなで一緒にやれば、より良い未来を創ることができるのです」とスピーチで述ベた。

また、共演者のアンナ・サワイも主演女優賞を受賞。アジア人として初めてドラマシリーズ部門の主演女優賞を手にした。目に涙を浮かベながら壇上に上がった彼女は、一生に一度というような素晴らしい役をもらえたと製作陣にお礼を言いつつ、真田にも感謝の言葉を送った。「ヒロ(真田)は私のような人たちのために扉を開け続けてくれているのです」と、ハリウッドに正しい日本を伝えるベく、ほかの日本人俳優たちがあとに続けるベく、道を切り拓いてきた真田を称えた。

真田はその後、『SHOGUN 将軍』が作品賞を手にしたことでプロデューサーの一人として同賞のトロフィーも獲得することに。1週間前にクリエイティブ・アーツ・エミー賞が発表された時点ですでに14冠を果たしていた『SHOGUN 将軍』はこの日、さらに作品賞・主演男優賞・主演女優賞・監督賞を加え、トロフィーの数を18まで伸ばした。

第76回エミー賞授賞式はU-NEXTにて配信中。(海外ドラマNAVI)