9月15日(日)にロサンゼルスにて行われた第76回エミー賞授賞式で、史上最多となる18冠を達成した米FXの『SHOGUN 将軍』。そのシーズン2の撮影が日本で行われるかもしれない。米Deadlineが伝えている。
前回は無理だったが…「話し合っているところ」
その可能性について語ったのは、同作で主演・製作総指揮を務める真田広之。もともとリミテッドシリーズとして制作された『SHOGUN 将軍』だが、反響の高さを受けて今年5月にシーズン2&3へと更新された。戦国時代の日本を舞台としており、キャストやスタッフに多くの日本人が起用されているものの、シーズン1はコロナ渦の影響で2021年後半にカナダで撮影されていた。新シーズンではそれが変わるかもしれないという。
授賞式前のレッドカーペットで取材に応じた真田が、シーズン2の撮影を日本で行うかどうかを問われ、「まだ確定ではありませんが、話し合っているところです」と、その可能性を検討中であることを明かした。「前回はパンデミックにより日本のどこでも撮影することができませんでした。でも、今なら計画を立てることができます」
「(シーズン1では)できる限り正しいものを作りたかったので、プロデューサーとして、日本人の役には日本の俳優を起用し、時代劇のスペシャリストであるスタッフを連れてきました」と、日本らしさにこだわる真田が、新シーズンでは撮影地にも日本を選ぶのか気になるところだ。
Hiroyuki Sanada on making ‘Shōgun’ authentic, what’s ahead for Season 2, possibly shooting in Japan, plus more | #Emmys pic.twitter.com/ZhW4ZEuPwa
— Deadline (@DEADLINE) September 15, 2024
なお、真田は以前、別のインタビューでシーズン2に言及している。原作であるジェームズ・クラベルの小説の要素はシーズン1で使いきったものの、「これは脚本家たちが自由を得られるという意味でもあります。私たちには歴史があり、劇中に出てきたキャラクターの実際のモデルがいます。そして実際に何が起きたのかを知っています。歴史上のエピソードもたくさんあります。ですので、脚本家たちも自由を楽しめると思います。私たちのDNAにすでに含まれているのですから。クラベルのスタイルに敬意を払いながら、自由にオリジナルのストーリーを作っていきたいですね」と、歴史も参考にしながら自由に創作するチャンスだと前向きに捉えていた。また、撮影開始の時期については「2025年の夏にスタートできたらいいですね」と述べている。
クリエイターのジャスティン・マークスが「最後の瞬間に、どう終わるのかは分かっています」とかつて語ったように、シリーズのフィナーレはすでに決まっている模様だが、そこに向けてどのように進んでいくのか、今後の展開に注目したい。
『SHOGUN 将軍』シーズン1はDisney+(ディズニープラス)にて配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:米Deadline
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Photo:『SHOGUN 将軍』© 2024 Disney and its related entities