英国ミステリー『警視グレイス』キャストがシーズン4をもって降板

世界的ベストセラー小説を元にした英ITVの人気ミステリー『警視グレイス』のキャストが、シーズン4をもって降板すると明かした。英Radio Timesが伝えている。

すでに更新されているシーズン5には続投せず

2021年3月より放送されている同作の原作は、2023年までに20作が発表され、世界で2000万部以上を売り上げているピーター・ジェームズの「ロイ・グレイス」シリーズ。『刑事モース ~オックスフォード事件簿~』のラッセル・ルイスがクリエイターを務めるドラマ版もすぐさま好評を博し、『ヴェラ ~信念の女警部~』とともにITVの看板番組となった。

シーズン4の放送日すらまだ決まっていなかった今年3月にシーズン5への更新が発表されていたが、そのシーズン5にレギュラーキャストの一人が戻ってこないことがこの度明らかに。巡査部長のノーマン・ポッティング役のクレイグ・パーキンソンが、自身のInstagramに次のようなメッセージを投稿した。

警視グレイス

「『警視グレイス』に関するニュースをお届けするよ。素晴らしい数年を過ごした後、僕はクレイグ・パーキンソンの警察バッジを返却することにした。もうすぐ始まるシーズン4が僕にとって最後のシーズンになる」

「原作小説に出ていたキャラクターをドラマで新たな視聴者に向けてアップデートさせるのは素晴らしい経験だった。多くのファンを持つシリーズのキャラクターを演じるには大きな責任が伴ったけど、原作者であるピーターのサポートもあって、脚本家チームは見事なひねりを効かせてくれた。このキャラクターが視聴者に受け入れられて本当に嬉しかったよ」

続けてクレイグは、キャスト仲間や監督、メイクアップアーティストといったスタッフに感謝を捧げた。この投稿には、シーズン4の予告編映像のほか、クレイグが共演者たちと楽しそうに笑ったり、ケーキでお祝いする様子が収められたオフショット画像も添えられている。

シーズン1第2話で初登場したポッティング役のクレイグは、シーズン1~4の計12話のうち11話で姿を見せていた。

『警視グレイス』シーズン4は英ITVにて放送中。(海外ドラマNAVI)

参考元:英Radio Times

Photo:『警視グレイス』© ITV Studios Ltd