『SATC』エイダン役のジョン・コーベット、俳優人生を後悔している理由とは

『SEX AND THE CITY』でキャリー(サラ・ジェシカ・パーカー)の恋人エイダンを演じ、その続編『AND JUST LIKE THAT... / セックス・アンド・ザ・シティ新章』(以下『AJLT』)シーズン2にも復帰していたジョン・コーベットがポッドキャスト番組に出演し、俳優人生を振り返った。

 

ハリウッドで違ったキャリアも積めばよかった

俳優のダナ・カーヴィ(『ウェインズ・ワールド』)とデヴィッド・スペード(『アントラージュ★オレたちのハリウッド』)が司会を務めるポッドキャスト番組「Fly on the Wall(原題)」に出演したジョンは、ハリウッドでのキャリアを俳優だけに絞ったことを後悔していると告白。

「見てくれ、今僕は人生でもショービジネスの世界でもアメフトでいう第4(最終)クオーターにいるんだ。それが事実で、今だから言えるけど人生でやることを間違って選んでしまったよ。病院の待合室で1時間ほど待ちながら“一体なんなんだよ?”って思ったことはないかい? それが僕にとっての映画製作と同じさ。製作過程に全く関わってこなかったんだから」と、演じる側だけでいたことを後悔していると明かした。

エマ・ストーンのキャリア作りを引き合いに出し、『哀れなるものたち』といった最近のプロジェクトで主演するだけではなくプロデューサーやクリエイティブなコラボレーターとしても活躍することを挙げて、彼自身もハリウッドでの別のキャリアを得られていたかもしれないと続けた。

「たくさんのお金を稼いだよ。美しい家にも住んでいる。どこのレストランに行っても、人々は気づいてくれるし、世界と友達さ。でも、クリエイティブな仕事を充実させるという意味に関して言えば、一言すらセリフを書かなかった。人々を笑わせるジョークの一つすら書いていない。そういう点で言えば満足していないね」

『SEX AND THE CITY』はもちろん、6シーズン全110話に出演した『たどりつけばアラスカ』、第3弾まで製作された映画『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング』といったヒット作に恵まれたジョン。俳優として大活躍してきたことは間違いないが、今後は製作側にも携わっていくのか気になるところ。

ジョン演じるエイダンが登場する『AND JUST LIKE THAT... / セックス・アンド・ザ・シティ新章』シーズン1~2はU-NEXTで見放題配信中

(海外ドラマNAVI)

参考元:Variety

 

Photo:『AND JUST LIKE THAT... / セックス・アンド・ザ・シティ新章』 ©2023 WarnerMedia Direct, LLC. All Rights Reserved. HBO Max™ is used under license. Photograph by Craig Blankenhorn/Max