『ブラックパンサー』スターが猫恐怖症から大の猫好きへ

アカデミー賞助演女優賞に輝いた『それでも夜は明ける』のパッツィー役や、マーベル映画『ブラックパンサー』シリーズのナキア役で知られるルピタ・ニョンゴ。実は猫恐怖症だったという彼女だが、新作映画『クワイエット・プレイス:DAY 1』への出演を機に克服し、むしろ猫好きになったという。米Deadlineが伝えた。

「共演NG」からの大きな変化

6月28日(金)より日本でも公開されている『クワイエット・プレイス:DAY 1』。ジョン・クラシンスキーが監督・脚本・製作総指揮を手掛け、妻のエミリー・ブラントが主演した、音を立ててはいけない終末世界を舞台にした人気シリーズの始まりを描く本作は、本国アメリカにおける公開後最初の週末だけで興行収入5300万ドル(約8480億円)を突破。全世界合計では9850万ドル(約1兆5760億円)という驚異的な数字を叩き出し、シリーズ史上最高のオープニング記録を打ち立てた。

そんなヒット作でルピタが演じる主人公サミラは、ニューヨークに住み、猫のフロドと一緒に行動をともにしている役どころ。外出する時も抱きかかえていたりと親密な様子を見せているが、実はルピタ自身はもともと猫恐怖症だったそう。

「これまでずっと猫が怖かった」と米CBSの朝番組のインタビューで告白したルピタ。「もし猫と一緒の部屋にいると、安心できなくて泣きそうになるの。猫ってまるで小さなライオンみたいだし、もっと大きかったら私たちを食べそう」とその理由を明かした。そのため、本作で主人公が連れている動物を別の動物に変更してほしいと監督に頼んだこともあったが、結局は自分で恐怖を克服することに。暴露療法に挑戦し、自宅に猫を放すなどしたことで乗り越えることができたという。

おかげで無事にサミラとして猫のフロドと共演でき、今となってはすっかり猫好きになったルピタ。私生活ではヨーヨーという名前の茶トラを保護施設から引き取り、自身のInstagramでも溺愛する様子をシェアしている。「変化と新たな可能性を受け入れるべき時だった」と話す彼女は、「携帯電話の中がペットの写真や動画でいっぱいだという人のことをこれまでまったく理解できなかったけれど、今では私もその一人よ! 私がヨーヨーを救ったと思われるかもしれないけど、本当はヨーヨーが私を救ってくれたの」とヨーヨーへの愛を明かしている。

作中でフロドを演じたニコとシュニッツェルという猫たちと一緒に過ごしたルピタは、「猫たちが腕の中に来ると心が溶けそうになる。それは彼らとの絆があったからなの」と述べている。映画公式SNSアカウントでもシュニッツェルはたびたび登場しており、レッドカーペットにも参加。さらにはシュニッツェルのアカウントまで設けられている

『クワイエット・プレイス:DAY 1』には、『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のジョセフ・クインや『オールド』のアレックス・ウルフ、『シャザム!』シリーズのジャイモン・フンスーなども出演。鑑賞の際には、共演者顔負けの存在感を放つフロド役のニコ&シュニッツェルにもぜひご注目を。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline英Digital Spy