ジム・キャリーに学べば良かった!?『フォールアウト』キャストが特殊メイクを語る

大ヒットビデオゲームをジョナサン・ノーラン(『ウエストワールド』)が実写化したAmazon Prime Video(アマゾンプライム)の人気ドラマ『フォールアウト』。同作のキャストが、特殊メイクについて俳優のジム・キャリーを例に出してコメントしている。

メイクのおかげで“スーパーヒーロー”になれる一方…

『フォールアウト』でクーパー・ハワードことグールを演じるウォルトン・ゴギンズ(『JUSTIFIED 俺の正義』)は、撮影現場で毎日およそ2時間15分も特殊メイクに時間を費やさねばならなかった。

「私は俳優であり、これ(メイク)は装具です。拷問を受けたわけではないですよ」とメイクの凄さを表現したウォルトンは次のように続ける。「一番驚いたのは、クーパー・ハワードを演じた初日でした。その時に(メイクのために)椅子に座ったのは5分だけでしたが、外に出た瞬間、まるでスーパーヒーローのコスチュームを着ていないような気がしたんです。正直なところ、非常に傷つきやすくなったような感じでしたね」と、グールを演じる際のレベルのメイクをしていないと従来のパワーが出せないように感じたと振り返っている。彼はまた、「グールの頭の中にいるのはとても簡単でした。でもメイクを落とすと、いち市民(クーパー・ハワード)になるのは難しかったです」とも述べた。

本作の舞台は、核戦争が起きてから200年が経過し、ほとんど何も残っておらず、富裕層と貧困層の格差が浮き彫りとなっている世界。2077年に起きた最終戦争以前、クーパーは映画俳優として働いていたが、核爆発後に放射線を浴びた彼は、無慈悲だがおせっかい気質の賞金稼ぎグールへと姿を変える。彼はルーシー・マクレーン(『イエロージャケッツ』のエラ・パーネル)と出くわす。生存者の一人であるルーシーは贅沢な核シェルター「Vault 33」で生活していたが、父親を救出するために地上のウェイストランドに出ることを余儀なくされる…。

ウォルトンは特殊メイクについて、ジム・キャリーを引き合いに出して、こうも話した。「ジム・キャリーが(2000年の映画)『グリンチ』での経験について、“拷問の専門家に指導してもらった”と語っている記事を読みました。『フォールアウト』をやる前に、あの記事を読んでおけば良かったですね!」

それほど辛かったという特殊メイクの甲斐もあり、『フォールアウト』は大ヒットを飛ばしてすぐさまシーズン2更新が決定している。そのため、ウォルトンは再びメイクの椅子に長時間座ることになるはずだ。

『フォールアウト』シーズン1はAmazon Prime Video(アマゾンプライム)にて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Entertainment Weekly

Photo:『フォールアウト』© 2024 Amazon Content Services LLC