『300 <スリーハンドレッド>』ドラマ化へ。ザック・スナイダーも参加か

2007年に公開されたザック・スナイダー監督の映画『300 <スリーハンドレッド>』のドラマ化が進められている。米Varietyほか複数のメディアが報じた。

近年のドラマ化の流れに乗り…

100万人のペルシアの大軍をわずか300人のスパルタ軍が迎え撃ったという伝説的な史実、テルモピュライの戦いをもとにジェラルド・バトラー(『オペラ座の怪人』)が主演を務めた歴史スペクタクルアクション『300 <スリーハンドレッド>』のドラマ化をワーナー・ブラザースが進めているそう。この企画は初期段階にあり、ストーリーなどの詳細はまだ不明だが、前日譚になる可能性が高いようだ。誰が脚本を担当するのかや、プラットフォームも検討中とのこと。

映画で監督・脚本を担当したスナイダーとは交渉中で、監督・製作総指揮として参加する可能性があるという。彼は2004年に制作会社Stone Quarry Productionを立ち上げており、同社の名のもと、ザックの妻で映画版の製作総指揮の一人であるデボラ・スナイダーも加わる見込み。同じく映画の製作に関わったジャンニ・ヌナリ、マーク・キャントン、バーニー・ゴールドマンも復帰について話し合いが行われており、もし契約にこぎ着ければ映画チームが再集結することになりそうだ。

歴史的史実に基づいたストーリーと、1962年の映画『スパルタ総攻撃』から得たインスピレーションを織り交ぜたフランク・ミラーとリン・ヴァーリーによるグラフィックノベルの映画化である『300 <スリーハンドレッド>』。主演のジェラルドに加えてレナ・ヘディやマイケル・ファスベンダーが出演。予算6500万ドルに対し全世界での興行収入は4億5000万ドルを超える大ヒットを記録し、7年後の2014年には続編『300 <スリーハンドレッド> ~帝国の進撃~』も作られた。スナイダーはそちらでは共同脚本と製作に名を連ねたが監督は務めず、代わりにノーム・ムーロにバトンを渡していた。

昨今、業界が力を入れているのが大ヒット映画のドラマ化。例えばAmazonは、『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』『Mr. & Mrs. スミス』に続き、先月には『キューティ・ブロンド』のドラマ化も発表していた。

スナイダーといえば、『ウォッチメン(2009)』『ジャスティス・リーグ』といったDCコミックス原作作品で広く知られ、最近ではNetflixで『アーミー・オブ・ザ・デッド』『アーミー・オブ・シーブズ』『REBEL MOON』といった映画をリリースしている。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Variety米TV Line