『FBI』シリーズ、予算削減のためにエピソード減少へ

予算削減のためにシーズンあたりのエピソード数を減らすドラマが増えているが、人気の『FBI』シリーズでも同じ決定がなされたようだ。米Deadlineが伝えている。

3作のうち2作は話数減。もう1作は影響なしか

米CBSの大ヒット犯罪捜査ドラマ『FBI:特別捜査班』『FBI:Most Wanted~指名手配特捜班~』は、新シーズンのエピソード数を2話分減らすことによってキャストの出演料を削るという。一連のフランチャイズを手掛けるWolf EntertainmentとUniversal Televisionはこの件についてコメントしていない。

コストカットのためのエピソード本数減少といえば、先日、米ABCの人気ドラマ『グレイズ・アナトミー』でも新シーズンから3話もしくは4話ほどエピソードが減らされる方向であると報じられたばかりだ。

ヒットメイカーのディック・ウルフが率いるWolf EntertainmentとUniversal Televisionは、『FBI』のほかにも『LAW & ORDER』『シカゴ』のフランチャイズを手掛けているが、これらの作品が新シーズンへと更新される際はエピソード削減を伴うことが1年前に報じられていた。こうした決定は更新決定後に行われることが多く、最近では作品のライセンス料が前シーズンに比べて横ばいもしくは減額になることが多い傾向にあるが、『FBI』シリーズは2022年に2シーズンまとめて更新されたため、新たな動きが出るのがこのタイミングとなった。

エピソードギャランティとは、レギュラーキャストが毎週どれだけ映るかに関係なく、契約したシーズンあたりに受け取ることのできるギャランティのこと。通常、制作されたすべてのエピソードになるため、フルシーズンであればウルフ作品では22話ということが多い。『FBI:特別捜査班』と『FBI:Most Wanted~指名手配特捜班~』のレギュラーキャストは20エピソード分の支払いが“保証”され、もしそれ以上出演することになった場合は追加料金が支払われるという流れになる。大抵の場合は保証通りの制作本数になるため、キャストにとっては事実上のギャラ減少ということになる。

『FBI』フランチャイズには、前述の2作のほかにもう1作『FBI:インターナショナル』があるが、後者は特に予算削減による影響を受けることはないとのこと。『FBI:特別捜査班』と『FBI:Most Wanted~指名手配特捜班~』が有名キャストを複数人起用し米国内で撮影が行われているのに対し、『FBI:インターナショナル』は国際色豊かな俳優を起用し、製作費が安く済むハンガリーで撮影と、すでに予算削減のための対策がされていることがその差になっていると言える。

視聴スタイルの変化によって放送視聴者数が減少していることや、コストの上昇など厳しい状況に置かれているTV業界。特にシリーズでは、出演本数の削減や出演料の減額といったありとあらゆる手を使ってコストカットを迫られている。

『FBI:特別捜査班』シーズン1~4、『FBI:Most Wanted~指名手配特捜班~』シーズン1~3、『FBI:インターナショナル』シーズン1~2はHuluにて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline

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