Netflixの新作ドラマ『デッドボーイ探偵社』には、本家シリーズとなる『サンドマン』だけでなく、人気ドラマ『SUPERNATURAL スーパーナチュラル』の要素も少なからずあるようだ。その関連性についてクリエイターが語っている。
サム&ディーンと同じように呼ばれる
『デッドボーイ探偵社』の主人公は、DCコミック「サンドマン」に初登場した幽霊少年のエドウィン・ペイン(ジョージ・リクストゥルー)とチャールズ・ローランド(ジェイデン・レヴリ)。二人は霊能力を持つ少女と協力し、不可思議な依頼人のために奇怪な事件の解決に挑むのだが、恐ろしい魔女に目をつけられてしまい、厄介な事態に巻き込まれる…。
幽霊が主人公で、不可解な出来事が次々に起こる『デッドボーイ探偵社』は、天使や魔物が数多く登場し、超常現象が大々的にフィーチャーされた『スーパーナチュラル』との共通点は明白だ。しかも、『デッドボーイ探偵社』でクリエイターを務めるスティーヴ・ヨッキーは、『スーパーナチュラル』で3シーズンにわたってプロデューサーを務めたという繋がりがある。
とはいえヨッキーは、『スーパーナチュラル』の要素を『デッドボーイ探偵社』に意図的に持ち込むことはしなかったという。米TV Lineのインタビューで、「実際、私は関連性を避けようとしていました。というのも正直なところ、チャールズとエドウィンは、サムとディーン(『スーパーナチュラル』の主人公兄弟)と非常に似たことをやっているからです。すでにコントラストが存在していて、比較されていますからね」と説明している。
そのため、ヨッキーはむしろ『スーパーナチュラル』との類似性を強調しないよう気を配ったようだが、同シリーズでロウィーナを演じたルース・コネルが『デッドボーイ探偵社』にナイトナース役で出演している点は注目に値するだろう。劇中でルース扮するナイトナースは、チャールズとエドウィンのことを「naughty boys(やんちゃ坊主)」と呼ぶのだが、『スーパーナチュラル』でロウィーナはサムとディーンのことをまったく同じように呼んでおり、ちょっとしたイースターエッグが込められている。
ヨッキーはルースとの再タッグについて、「僕はルース・コネルの熱狂的なファンだから、彼女がやりたいことは何でもやらせてあげたいんです。彼女があちこちで何か面白いセリフを言っても、僕としては構いませんよ」と語った。
『デッドボーイ探偵社』は4月25日(木)よりNetflixで配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:米TV Line
Photo:『デッドボーイ探偵社』Courtesy of Netflix © 2023