『アマデウス』ドラマ版、モーツァルトのライバル役は『アベンジャーズ』ポール・ベタニー

18世紀後半のウィーンを舞台に、天才音楽家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトとアントニオ・サリエリの関係を描き、アカデミー賞8冠に輝いた1984年の名作映画『アマデウス』。そのドラマ版が進められていることは当サイトでもお伝えしたが、サリエリ役に『アベンジャーズ』シリーズのポール・ベタニーが決まった。米Varietyが伝えている。

オスカーを争ったライバルたちの配役が決定

幼い頃から天才として知られ、35歳で早世したモーツァルトの姿を、同時代を生きた宮廷音楽家サリエリの視点で描き、アカデミー賞で作品賞・主演男優賞を含む8部門を受賞した『アマデウス』。もともとはピーター・シェイファーの舞台劇として人気を博した作品のドラマ化が英Skyにて進められており、『Giri/Haji』『ラザロ・プロジェクト 時を戻せ、世界を救え!』といったドラマで知られるジョー・バートンが脚本を手掛け、『Giri/Haji』で監督・製作総指揮を務めたジュリアン・ファリノもスタッフに名を連ねる。

映画版は、モーツァルトの才能に嫉妬して彼を殺したという噂も流れたサリエリの視点で、モーツァルトの波乱に満ちた人生を振り返る内容だった。今回のドラマ版では「バートンの脚色で二人の作曲家のライバル関係をより掘り下げる。本人の視点ではヒーローでありながらも歴史的にはヴィランと見なされるサリエリが、嫉妬心から執念深くなり、どんな手を使ってでもモーツァルトの邪魔をして、宮廷作曲家としての自身の立場を守ろうとする」と説明されている。

物語は、18世紀終わりのウィーンに25歳のモーツァルトがやってきたところから始まる。仕事をなくしたばかりで幼い頃より自分を管理してきた父親からも離れた彼は、若い歌手でのちに彼の妻となるコンスタンツェと出くわす。モーツァルトは彼女を通して、ウィーンの宮廷作曲家であるイタリア人のサリエリと知り合うことに。そしてこの3人の出会いがそれぞれの人生を大きく変えることになり、のちに語り継がれる物語が生まれることになる。

先日、このリミテッドシリーズのモーツァルト役に『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル』で知られるウィル・シャープが決定。そしてこの度、サリエリ役に『アベンジャーズ』シリーズや『ワンダヴィジョン』でジャーヴィスを演じたポールが起用された。

ポールは「ジュリアン・ファリノとジョー・バートン、Sky、ウィル・シャープと一緒に仕事をするのが待ちきれません。ウィルは彼の世代で最も見ていてワクワクさせられる俳優だと思います」と述べている。

撮影はこの春にハンガリーで開始予定。

映画版はモーツァルト、サリエリを演じたトム・ハルスとF・マーレイ・エイブラハムがそろって高い評価を受けてアカデミー賞主演男優賞に同時にノミネートされ、後者が受賞を果たした。そんな演技のぶつかり合いがドラマ版でも見られるだろうか。

『アベンジャーズ』シリーズや『ワンダヴィジョン』はDisney+(ディズニープラス)にて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Variety

\月額990円~/

\ドコモユーザーはこちら/

 

海外ドラマ好きにディズニープラスがおすすめな理由
こんな記事も読まれてます

Photo:ポール・ベタニー © FAM020/FAMOUS