真田広之も絶賛！『SHOGUN 将軍』衣装のこだわりが凄いメイキング映像が解禁に

2024年4月10日 2024年4月10日 ※本ページにはアフィリエイト広告が含まれます

現在Disney+（ディズニープラス）の「スター」にて独占配信中の戦国スペクタクル・ドラマシリーズ『SHOGUN 将軍』。同作より、「日本の美」を追求した衣装の制作現場を映し出したメイキング映像が解禁された。

真田広之も絶賛！『SHOGUN 将軍』衣装のこだわりが凄いメイキング映像が解禁に

超絶話題の『SHOGUN 将軍』、真田広之「ステレオタイプなエピソードやヌードは排除した」

戦国時代の日本を描いたジェームズ・クラベルの同名小説を、壮大なスケールでドラマ化した大作『SHOGUN 将軍』で主演・プロデューサーを担う真田広之が、日本人スタッフ＆キャストの起用をはじめ、本シリーズの製作について語った。真田広之「現代の視聴者に合わせた本格的な脚本を作成する必要がありました」『...

1 日本と世界の架け橋を務めた衣装とは？
2 『SHOGUN 将軍』あらすじ
- 2.1 第1話〜第8話
- 2.2 第9話「紅天」

日本と世界の架け橋を務めた衣装とは？

戦国の日本を描いたジェームズ・クラベルの同名小説をジャスティン・マークス（『トップガンマーヴェリック』）製作、真田広之主演でドラマ化。徳川家康をはじめとした歴史上の人物にインスパイアされた「関ヶ原の戦い」前夜、窮地に立たされた戦国一の武将・吉井虎永と、その家臣となった英国人航海士・按針、二人の運命の鍵を握る謎多きキリシタンの戸田鞠子。彼らが繰り広げる、歴史の裏側にあった壮大な謀り事、そして待ち受ける大どんでん返しとは？

主演とプロデューサーを兼任する真田が「本物の日本を世界に紹介したい」という強い想いを込めた本作。今回公開されたメイキング映像には、衣装デザイナーのカルロス・ロザリオが登場し、「衣装の生地と色にはとことんこだわった。すべて一から作った」と語る彼が、衣装の制作現場を公開。カルロスは和服の構造を正しく理解するために日本から多くの衣装を借りて研究を重ね、戦国時代の末期という時代背景やそれぞれの登場人物の立場の違いなども考慮して、キャラクターの色味や柄を決めていった。例えば、網代（あじろ）の農民に藍色を着せたのは、当時最も広く使われていた染料だからだという。

特に女性の衣装は煌びやかで目を引くが、鞠子役のアンナ・サワイは「こうした美しい衣装を身に着けると鞠子になりきることができる」と、衣装が与える効果を語る。そんな女性の装いといえば、「十二単（じゅうにひとえ）」という言葉があるように、男性に比べて重ね着が多い印象だが、中でも身分の高さから何枚もの着物を重ねて羽織っていた太閤の側室・落葉の方を演じる二階堂ふみは、カルロスについて「初めてお会いした時からチャレンジャーな方だと思いました。着物は本当に細かくて、時代によってルールが決まっています。それを踏まえた上で、カルロスさん自身の美意識をどう中に当て込められるかを、本当にたくさん勉強されていました」と述べている。

主演の真田もカルロスを絶賛。「今の段階で試みたことは、非常に意義のあることでした。キャラクターに沿った色をカルロスは選びます。本当に才能あふれるデザイナーです。今回はいろいろな議論をしながらやってこれて、日本人だけのチームでもできない何か、日本らしさを保ったまま世界の観客にアピールする、その絶妙なバランスをうまく見出してくれました」と称えた。石堂和成役の平岳大も「カルロスの衣装は完璧」と称賛している。

そんなカルロスの個性が出た一着は、浅野忠信が演じる虎永の家臣・樫木藪重の衣装だろう。彼自身もお気に入りだというこの衣装は、背中に大きく文字が入り、その周りが黒い羽根で飾られているが、ロックスターっぽい雰囲気を出したそうで、「日本の文化と美学に敬意を払うと同時に、自分なりに自由にアレンジした」とカルロスは解説する。

アンナが「衣装そのものが物語を語る」と話す通り、登場人物たちが身に着ける衣装もその人の文化的背景や社会的立場を反映したものとなっており、彼らをキャラクター付けする上で大きな役割を担ったと言えるだろう。

真田広之主演ドラマ『SHOGUN 将軍』メイキング特別映像解禁！

真田広之を主演に迎え、戦国の日本を描いたジェームズ・クラベルの小説を『トップガンマーヴェリック』の原案を手掛けたジャスティン・マークスらがドラマ化した『SHOGUN 将軍』。2月27日（火）よりDisney+（ディズニープラス）の「スター」にて独占配信となる同作のメイキング特別映像が解禁となった。...

『SHOGUN 将軍』あらすじ

第1話〜第8話

1600年の日本。それまで日本を統一していた太閤がこの世を去り、諸国は五人の大老（五大老）によって治められていた。関東地方を治める大名、吉井虎永（真田広之）は、大坂城の城主でもある五大老の一人、石堂和成（平岳大）の策略によってほかの大老たちと対立関係に陥ってしまう。虎永は外国船で漂着した英国人航海士ジョン・ブラックソーン（コズモ・ジャーヴィス）に出会い、言葉の分かる戸田鞠子（アンナ・サワイ）の通訳を得て対面。“按針”と呼ばれることになったブラックソーンは虎永と行動をともにする。

囚われていた大坂城から脱出した虎永は石堂たちに立ち向かう準備を進めるが、石堂は亡き太閤の側室であった落葉の方（二階堂ふみ）の後ろ盾を得てほかの大老を掌握。兵を失い、我が子・長門（倉悠貴）も失い、打つ手のない虎永はついに降伏を宣言するが、賛成できない家臣の広松（西岡德馬）は切腹。虎永は最側近であり、最も頼りになる広松を失い、さらなる窮地に立たされる。虎永はすべてを失った。あとは降伏あるのみ。そのことを伝えるため、家臣の樫木藪重（浅野忠信）、按針、鞠子は石堂への使者として大坂へ旅立った。

第9話「紅天」

大坂に辿り着いた藪重は、貢物として按針を石堂に差し出す。幼少期をともに過ごした落葉の方と再会した鞠子は、石堂に「虎永は1ヵ月後に大坂にやってくるが、その前に虎永の正室・桐の方（洞口依子）と静の方を連れて江戸に戻る」と宣言する。石堂はその要求をはねのけるが、鞠子は自らの命に変えてでも、二人を江戸に連れ戻すという。彼女の固い決意、そして鞠子の使命が今、明らかになろうとしていた。