戦国時代の日本を描いたジェームズ・クラベルの同名小説を、壮大なスケールでドラマ化した大作『SHOGUN 将軍』で主演・プロデューサーを担う真田広之が、日本人スタッフ&キャストの起用をはじめ、本シリーズの製作について語った。
真田広之「現代の視聴者に合わせた本格的な脚本を作成する必要がありました」
『将軍』の舞台は、1600年(慶長5年)の日本。戦国最強の武将でありながら、覇権をめぐり窮地に追い込まれていた吉井虎永が、日本に漂着した英航海士ジョン・ブラックソーン(のちの按針)の力を借りたことで戦局が変わり始める様が、重厚なトーンでスリリングに描かれる。
米The Hollywood Reporterのインタビューに応じた真田が、クラベルの小説を実写化する上で気を付けた点について述べた。
「第一に、現代の視聴者に合わせた本格的な脚本を作成する必要がありましたと」とし、分かりやすいが西洋化されすぎておらず、近代化されすぎてもいない路線を目指したという。
その他にも、ステレオタイプなエピソードやセリフ、暴力とヌードを排除し、脚本が招く誤解を避けるよう努めたと語った。
また真田は、30~40年にわたって自身が一緒に仕事をしてきた、かつらや小道具の専門家、ジェスチャーや衣装の熟練者といった日本人スタッフを起用してチームを作り、その後に海外のスタッフやキャストと協力する形を作ったとも説明している。
キャストに関しては、共同クリエイターのジャスティン・マークスが、主要キャラクターの配役について真田の助言を求めたため、自身の意見を述べたという。
「なぜ、この人やこの俳優が一番良いのかという理由を言ったり提案したりして、時には役を変えたりもしました。別の役でオーディションを受けた俳優もいたのですが、“この人は別の役の方が合っているな”と感じて、(配役を変えることで)遥かに良くなりました。ジャスティンも同意してくれて、撮影前はそんな感じでした」と振り返っている。
吉井虎永役で主演する真田は、自身の撮影がない日もセットに顔を出し、毎日現場で撮影がスムーズにいくように全てを確認したとも付け加えた。
封建時代の日本を描く上で、小道具や建造物、衣装や動作など、全てを忠実に再現しようと気を配ったという真田は、「このようなプロジェクトは今後においても重要です。誰かが他の文化に関する物語を作りたいなら、その文化の専門家と現地の俳優を雇うべきだと信じていますし、それが新しい常識になることを願っています」とも語った。
『SHOGUN 将軍』配信情報
批評家とファンから高い評価を得ている『SHOGUN 将軍』は、Disney+(ディズニープラス)にて毎週火曜日に新エピソードが配信中。
(海外ドラマNAVI)
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