【ネタバレ】『S.W.A.T.』最終シーズンであのキャラが降板！役柄や共演者との思い出を回想

現在、米CBSにてファイナルとなるシーズン7が放送中のポリス・アクションドラマ『S.W.A.T.』。先日お披露目されたエピソードをもって去ることになったキャストが、自分の役柄や共演者との思い出を振り返った。米TV Lineが伝えている。（※本記事は『S.W.A.T.』シーズン7のネタバレを含みますのでご注意ください）

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ソウルメイトのようなシェマーとの関係

本国アメリカで4月5日（金）に放送されたシーズン7第7話「Last Call（原題）」が最後の出演回になったのは、ドミニク・ルカ役のケニー・ジョンソン。シリーズ当初からチームの一員だったルカは、このエピソードで複数の銃弾を食らい、なんとか一命を取り留めたものの、もはやこれまでのように職務に就くことはできなくなって引退を決意するというラストが用意された。印象的なラストを飾ったルカ役のケニーがインタビューに応じ、主演シェマー・ムーアとの長年の友情が与えた影響などを語っている。

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同エピソード放送前にはルカの死を予感させる予告映像が流されており、最悪の事態を覚悟していたファンも。ケニーもそのことを知っていたそうで、「みんな僕が死ぬと思ってたね」と笑ってコメント。「僕がルーピング(修正や追加を行う編集作業)に行った時も、撃たれたところまでしか見せてくれなかったんだ。“生き延びる方法はどこにもないように見える”と思ったし、ファンのみんなの反応も“死んだ！　お葬式エピソードになるじゃん！”って感じだった」

「人生ではすべてのことに意味があると僕はいつも思ってる」と語るケニー自身は、事態を受け止めて前向きになれるが、演じたルカはそうではないと説明。「彼は生まれながらにして自分の使命を果たすために育てられてきた。そして、彼にとって本質的な唯一のものを奪われることになってしまったんだ。そう思うと、僕自身も感情的にならずにはいられない。それが奪われるのは本当に辛いことなんだ…」と、くぐもった声になりながら感情的に語った。

このエピソードではルカとホンドーがビーチで語り合うシーンが用意されているが、同役を演じるケニーとシェマーが長年築き上げてきた友情も感傷的な場面を作るのに役立った。「僕はシェマーのことを長年知っている。彼に会ったのはすごく昔で、僕たちが演技の世界に入り始めたくらいの時。演技のクラスを受け始める前か、ちょうど受け始めたくらいの時に知り合ったんだ」と、二人の長い歴史を明かした。

「当時の人気シリーズに出ていたクリー・サマーという共通の友人がいたから、シェマーと友達としてつるむようになって、よく一緒に過ごしたよ。それから数年後、僕が10年前から通うボクシングジムで彼を見かけた。シェマーがいたのは僕がいたのとはいつも反対側の場所だったから全然話さなかったけど、“彼だ！”って感じだった。当時はソウルメイトとかある意味で兄弟のように感じていたんだ」と話すケニー。それからさらに時は流れ、2017年にスタートした『S.W.A.T.』でまわりまわって二人は共演者として再会することに。彼らの友情が演技にも反映されたようだ。

共演者たちとの別れは辛かったそうで、「僕たちはみんなずっと一緒にいたから、（引退するルカをチームのみんなが見送るシーンで）みんなを見るのも辛かった。ルカが去るというのは僕にとって友達を失うということだから。6年間、毎日絆を築いてきた友達をね」と、声を詰まらせながら、みんなと別れるシーンを回想。

これまで『ザ・シールド　～ルール無用の警察バッジ～』のカーティス・“レモンヘッド”・レマンスキーや、『ベイツ・モーテル』のケイレブ・カルフーンなど数々のキャラクターを演じてきたケニーだが、ルカは特に思い入れがある役になったようで、3本の指に入ると明言。「このキャラクターそのものが大好きだし、それ以上に『S.W.A.T.』やルカに対する世界中の人々の反応が大好きなんだ。世界のいろんな場所へ行くと、まるでビートルズの一員になったみたいな気分なんだ。ロンドンやミラノ、パリにいると、すぐにファンが駆け寄ってきて興奮しながら写真を求めてきたりする。前回の旅行でもそうだった。“これだけ大きな影響を与えているなんて、すごいワイルドだな”って感じ。だから間違いなくトップ3に入るね」

ケニーにとっては、実の娘アンジェリカと共演できたことも、ルカ役が特別になった理由の一つだ。「（クリエイターの）ショーン・ライアンは、僕が成長過程でディスレクシア（読み書き障害）に苦しんできたことを知っていて、同じように苦しむ子どもの物語を描きたいと思っていた。そこで彼は“今こういうものを書いていて、アンジェリカにオーディションを受けてもらいたいと思ってる。役には若すぎるかもしれないけれど、オーディションの様子を録画してSonyとCBSに送るつもりだ。でもその時に君の娘だとは伝えないつもりだよ”って言ってきた」と、本作にほぼ毎シーズン登場したケリー・スチュワートを演じた娘の出演経緯を説明したケニー。「あの当時は8歳だったのに、もうすぐ15歳だ。それってかなりクレイジーだよね」と、父親としても感慨深く振り返っている。

『S.W.A.T.』シーズン1～5はHulu、U-NEXTにて配信中。（海外ドラマNAVI）

参考元：米TV Line