『NCIS』パーカー捜査官、ギブスのチームを引き継いだ当時の想いとは?

大人気犯罪捜査ドラマ『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』シーズン19をもって降板したギブス役マーク・ハーモンの後任として、チームを率いる重大任務を引き継いだオールデン・パーカー捜査官役のゲイリー・コールが、その想いを語っている。

パーカーは孤独で誰も信用しない

パーカー役でシーズン19から番組に参加したゲイリーは、人気リーガルドラマ『グッド・ファイト』のカート・マクベイ役で知られ、『シカゴ・ファイア』『Veep/ヴィープ』といった人気ドラマシリーズに複数話にわたってゲスト出演し、ドラマファンにはお馴じみの俳優だ。

とはいえ、やはり米CBSの看板番組で、いきなり主役の後任を務めるのは荷が重かったのではないだろうか? 米TV Insiderのインタビューに応じたゲイリーが、「ヴァンス局長(ロッキー・キャロル)がパーカーに仕事をオファーした時に、彼は躊躇しましたが、それはなぜですか?」との質問に次のように答えた。

「彼は、“ここが本当に自分の居たい場所なんだろうか?”と考えたからです。これ以上ないぐらいリスクが高いですからね。チームは絶え間ないストレスにさらされているし、 パーカーは本質的に孤独で本能的に誰も信用しません。それなのに彼は警戒しつつ、他の人に自分の命を託して信用するという妥協をしなければならなかったのですから。 最初、パーカーは誰に対しても敵対的でしたが、とりあえずヴァンスは彼を信じました。ヴァンスは毅然としているけど公正な良いリーダーのお手本で、パーカーは彼を目指しているんです」

パーカーはチームと打ち解けるのに時間がかかったが、チームとテロリストが対決したシーズン19第11話「偽旗作戦」で、初めて「My team(私のチーム)」と呼んだ。これまで、長年にわたってギブスをリーダーに任務をこなしてきたチームは、パーカーとの歴史が浅いため、必ずしも心から彼に信頼を寄せていた訳ではない。

しかし、チームが命を懸けた危険な任務が成功し、その展開についてゲイリーは、「このエピソードで彼はチームに自分自身を証明しました」と述べ、チームとパーカーが信頼を深めるゲームチェンジャー的な任務だったと振り返っている。

続いて、「今、パーカーは捜査官たちをどう見ていますか?」との問いには、こう回答している。

「パーカーは、マクギー(ショーン・マレイ)に(事件の)全体像を把握させて、彼らが探している人物や解決しようとしているものが何であれ、正確に狙いを定めようとしています。パーカーは、トーレス(ウィルマー・バルデラマ)が潜入捜査や汚れ仕事、危険な仕事に向いていて、ある程度、ナイト(カトリーナ・ロウ)も向いていると思っています。トーレスについては、そこにいない方が良かったという無謀さがあるし、極端なことやりたがって崖から飛び降りそうな心配がありますけどね」とコメントし、自身の部下について分析した。

『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』シーズン21は、CBSにて毎週月曜日に放送中。日本では、Huluにてシーズン1~20が配信中。(海外ドラマNAVI)


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