シカゴの緊急救命室で活躍する医師や看護師の姿を描き、米NBCにて1994年から2009年まで15シーズンにわたって続いた大ヒット医療ドラマ『ER 緊急救命室』。同作のキャストとスタッフが再タッグを組み、新たな医療ドラマを制作することが分かった。米TV Lineなど複数のメディアが伝えている。
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今年25周年を迎える『ER』、ノア・ワイリーが"あの人"が嫌いだったと告白!
放送が開始された1994年から今年で25周年を迎える大ヒット医療ドラマ『ER 緊急救命室』。本作でジョン・カーターを12シーズンにわたって演じたノア・ワイリーが、「あるキャストが嫌いだった」と告白した。 【関連記事】今年25周年の『ER』、クリエイターが今だから語るダグラス・ロスの息子の行方とリブートについて 米Hol…
成長した3人が現在の医療にフォーカス
米Maxにてパイロット版を経ずにシリーズ制作が発注された新作ドラマ『The Pitt(原題)』に出演するのは、『ER』にジョン・カーター役で長年レギュラー出演していたノア・ワイリー。製作総指揮には、ノアのほか、『ER』で製作総指揮・脚本を手掛けたジョン・ウェルズとR・スコット・ゲミルも名を連ねる。ゲミルはさらにショーランナーを務め、第1話の脚本も執筆する。
『The Pitt』は15話構成で、ペンシルベニア州ピッツバーグの病院を舞台に、リアリティあふれる問題に立ち向かう医療従事者たちを、最前線で闘うヒーローとして描くという。
『ER』に続いて一緒に仕事をするノア、ウェルズとゲミルは共同声明を発表。「都会を舞台に医療の世界を再び描く機会を与えてもらえて、ワーナー・ブラザース・テレビジョンとMaxに感謝します。私たちが以前この世界について綴ってから15年が経ち、現代医学がどんどん進化する中で、医師や看護師、技術者、患者やその家族は、無数のチャレンジに立ち向かってきました。そんな世界にこうして戻り、リアリズムや医学的な正確さにこだわりながら、勇敢な人々の姿を描けることを楽しみにしています」
Maxのオリジナル番組の責任者であるサラ・オーブリーは、「ジョン・ウェルズ、R・スコット・ゲミル、ノア・ワイリーという才能あふれる人々とともに新作ドラマで仕事ができることに、早くも気分が高揚しています。3人はこのプロジェクトのあらゆる側面を向上させるべく、情熱、創造性、献身を尽くしています。彼らと一緒に、人の心を動かすような現在の医学の世界を映し出し、視聴者を引きつけて長く残るような影響を与える作品を作りたいと思います」
ノアは本作終了後、ファンタジーシリーズの『ライブラリアン』やスティーヴン・スピルバーグ製作総指揮のSFアクションドラマ『フォーリング スカイズ』に出演。『ER』のスピンオフ『サード・ウォッチ』のクリエイターを担ったウェルズは、以降も『ザ・ホワイトハウス』『サウスランド』『シェイムレス 俺たちに恥はない』といった人気ドラマに関わってきた。ゲミルは14シーズン続いた『NCIS:LA ~極秘潜入捜査班』で製作総指揮と脚本を手掛けている。
『ER』の頃からひと回りもふた回りも成長した3人がどのような医療ドラマを新たに生み出すのか、期待が高まる。
『ER 緊急救命室』全15シーズンはU-NEXTにて配信中。(海外ドラマNAVI)
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