救済はナシに…『シングル・アゲイン』の再度打ち切りにキャストが反応

ニール・パトリック・ハリス(『ママと恋に落ちるまで』)が主演するコメディドラマ『シングル・アゲイン』は、Netflixで打ち切られるも米Showtimeによって救済されるはずだったが、その救済も白紙となった。米Deadlineが伝えている。

ストライキの影響を色濃く受け…

『SEX AND THE CITY』『エミリー、パリへ行く』を手掛けてきたダーレン・スターと『モダン・ファミリー』のジェフリー・リッチマンがクリエイターを務める『シングル・アゲイン』。2022年7月にシーズン1が配信開始となり、半年後の2023年1月にNetflixが打ち切りを決定。ほどなくShowtimeが救済の手を差し伸べてシーズン2が作られることになったが、結局Showtimeは1シーズンも放送することなく打ち切ることを決めた。現時点で放送局からのコメントはない。

関係者によると、2023年2月に救済が決定してからShowtimeのクリエイティブチームは、放送局の特性に合わせて同シリーズの再開発に取り組んでいたそう。同年6月に主演のニールは、7月初めにスタートするはずだった撮影が、5月からハリウッドで始まったストライキの影響で遅れていると明かしていた。情報筋によると、今年5月に全10話の撮影を開始するために急ピッチで作業が進められていたそうだ。

一方でそのほかの企画もストライキによるスケジュールの遅れを取り戻そうとして作業が立て込んでおり、例えばクリエイターのスターは『エミリー、パリへ行く』シーズン4の製作で忙しいのだとか。

今回の報道を受けてキャスト陣も反応。ジョナサン・ナンバー2役のジェイ・ロドリゲスはInstagramのストーリーズで「5月に撮影のためにニューヨークへ行く必要はなくなったみたいだ」とシェア。ニールのロマンスの相手ルークを演じたダン・アンボイヤーは、「『シングル・アゲイン』シーズン2が結局なくなってしまって悲しい」とInstagramに投稿。「この経験に感謝している。できることなら物語の続きが見たかった。この作品の話を聞いた時から注目していたんだ。僕が大好きなプロジェクトの一つで(端役だったけど)、ついにゲイを演じることができたのは僕にとってとても意味のある瞬間だった。素晴らしいみんな、卓越したクリエイターたち。彼らが次にどんなものを生み出すのか、待ちきれない」と心境を明かした。

すると、ダンの投稿にタイラー・ホーキンス役のニック・ルーローが、「いつだってシーズン1はある! とても特別!!」とコメントしている。

ハリウッドで半年間にわたって続いたストライキの影響を受け、立て続けに2度の打ち切りという事態になってしまった『シングル・アゲイン』。しかし前向きなキャストたちの視線は、すでに将来に向けられているようだ。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline①米Deadline②米Deadline③