シーズン14をもって終了する刑事ドラマ『ブルーブラッド ~NYPD家族の絆~』。父親フランク・レーガン役のトム・セレックに初めて会った時の印象について、ダニー・レーガン役のドニー・ウォールバーグが振り返った。米Entertainment Weeklyが伝えている。
見た目が全然違う!でも別の家族に会って…
米CBSにて2010年9月に放送が始まってからおよそ14年、ついに幕を下ろそうとしている『ブルーブラッド』の物語の中心は、代々、NYPDことニューヨーク市警察の警官というレーガン家。およそ280話にわたって視聴者を魅了し、海外ドラマ史に残る印象的な家族像を作り上げてきたが、シリーズ開始当初はそんな家族の繋がりに確信が持てなかったキャストもいるようだ。
そのことを明かしたのは長男ダニー役のドニーで、ポッドキャスト番組『Brotherly Love(原題)』に出演した際に、『ブルーブラッド』に起用された時のことを回想している。「僕が起用されたことを(トムは)すごく喜んでくれた。彼は(僕が出ていた)『バンド・オブ・ブラザーズ』のファンだったからね」と話し始めたドニー。自身の出演作のファンでいてくれていたという喜びを感じた一方で、彼と会った時に一目で感じた違いには驚きを隠せなかったという。
「僕が部屋に入ったら、そこにいた彼の身長は193cmくらいあって、僕は180cmくらいだった。“髪もふさふさしていて、眉毛だってすごく濃いじゃん”って思ったんだ。(あまりにも違いすぎるから)ヒゲなんてもう気にもならなかった。“どうやったらこの男の息子になれるんだ?”って感じだったね。“明日にはクビにされるかも”って思ったよ」と話し、当時60代ながらもまだ若さを保っていて大柄なトムに対し、身長差がかなりあり、生え際が結構後退している自分では、親子として説得力を持たせられないのではないかと不安に感じたそう。
しかし、そんな心配も長くは続かなかったようだ。「その後、おじいちゃん(ヘンリー・レーガン)役のレン・キャリオーに会った。彼は僕より背が低くて、生え際が同じだったんだ。それで“オッケー、僕は彼の遺伝子を受け継いだんだね。分かったよ”って感じだった」と、隔世遺伝ということで納得することができたと振り返っている。
本作のパイロット版が製作された際、こんなにも長く続くシリーズになるとは思ってもいなかったというドニー。弟のマークも一時参加していたボーイズ・バンド「ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック」関連でクルーズのイベントがあった最中に『ブルーブラッド』製作決定のニュースを聞いたそう。「もともとパイロット版は『Reagan's Law(原題)』というタイトルだった。事務所から“まだ製作の本決定はしていない”って聞いて“ファンやメンバーと一緒の最高のクルーズが僕にはあるし、いいや。楽しい時間を過ごせるだろうし、すべて問題なし”って感じだった」
「それからどこかの海の上にいた土曜日だか日曜日だかに、代理人が“君の船室に行かないと。エージェントが電話しようとしてる”って言ってきた。“明日ニューヨークに来られる? 製作が決定した『ブルーブラッド』ってドラマに出演することになったから”って電話で聞いて、“この船が船場に着いたらすぐ、最初の飛行機に乗るよ”と告げたんだ」と、急遽予定を変更したことを明かした。
『ブルーブラッド ~NYPD家族の絆~』最終シーズンは米CBSにて2月16日(金)にスタート。日本ではシーズン1~13がHuluで配信中。(海外ドラマNAVI)
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