【配信ランキング】海外ドラマ・映画｜『Mr.&Mrs. スミス』が浮上！2005年の大ヒット同名映画をもとにした話題作

全米で配信中の海外ドラマおよび映画（ドキュメンタリー・リアリティショー含む）におけるランキングトップ10（ニールセン調べ）が発表された。

「オリジナル」「非オリジナル（放映権を獲得した他社作品）」「映画」という3部門における全米でのストリーミング（配信）ランキングにおいて、該当する週でトップ10入りを果たした作品の中から、編集部がピックアップした注目作をご紹介。

配信ランキング（ニールセン調べ）

2024年2月5日（月）から2月11日（日）までの順位は以下の通り。

ドラマ（オリジナル）

ドラマ（非オリジナル）

映画

※配信先は、現地アメリカでのプラットフォームを記載。

【オリジナル】ドラマシリーズ『Mr.＆Mrs.スミス』がトップ！

この週トップは、2005年に世界中で大ヒットした同名映画をリ・イマジネーションしたドラマシリーズ『Mr.＆Mrs.スミス』。2月2日（金）より全8話が一挙配信された。俳優、脚本家、監督、プロデューサー、アーティストと幅広く活躍しているドナルド・グローヴァーがクリエイター、製作総指揮、主人公ジョン・スミス役を兼任し、日系アメリカ人女優マヤ・アースキンが妻のジェーン・スミスを演じる。

新たな身分を手に入れるため、諜報活動と結婚のパートナーとして結ばれたジョンとジェーン。諜報活動をしながら輝かしい生活を手に入れた夫妻は毎週新たなミッションに挑むが、そのうちに二人の関係に変化が起こっていく。互いの本音に気づき二人の関係に亀裂が入り始めたとき、彼らは一緒にいるために戦わなければならない――離婚という選択肢はないのだから。危機に陥っているのは、果たしてスパイ活動と結婚、どちらなのか？

2月8日（木）よりシーズン2が配信スタートとなった『HALO』が3位にランクイン。2002年に第1作が発売以降、世界でシリーズ累計8,200 万本以上、7,000億円超えの売上を記録したXbox®の FPS ゲームソフト「Halo」。そんな伝説的ゲームを実写化した同作は、2021年3月にリリースされ、公開から間もなくして続編の制作も決定していた。

本作の舞台は26世紀。宇宙の惑星を植民地化した人類は、その存亡を脅かす異星人同名コヴナントに立ち向かう。最強兵器スパルタンチームを率いるマスターチーフ（ジョン-117）は、惑星マドリガルで謎の物体に触れた後、不思議な光景をみるようになり…。シーズン2では、惑星で起こった衝撃的な事件を経て、コヴナントが人類最大の拠点の襲撃を目論んでいることを知ったジョンが、全宇宙が危機に瀕するなか、人類の救済あるいは滅亡の鍵を握る「HALO」を捜す旅に出る。

7位は、記憶を失った男がオーストラリアの砂漠地帯を疾走する『ザ・ツーリスト 俺は誰だ？』。本作は、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』シリーズのジェイミー・ドーナンが主演する英BBC製作のスリラードラマ。アメリカでは米Maxが配信していたが、シーズン2へ更新後に、Maxが本シリーズの配信権を手放していた。しかし、本シリーズを評価していた米Netflixが救済の手を差し伸べ、アメリカではシーズン1の配信がスタート。オーストラリアからアイルランドへ舞台を移したシーズン2は、BBCで1月1日にリリースされ、アメリカでは2月29日（木）よりNetflixでも配信スタートとなった（なお、日本のNetflixでのリリースは未定）。

【非オリジナル】『ヤング・シェルドン』が大人気！シリーズ終了が惜しい

非オリジナル部門では、米CBSの人気ドラマ『ヤング・シェルドン』が首位。2月15日（木）より放送されているシーズン7をもって幕を下ろすことが決定している本作だが、相変らずの人気を誇っている。シリーズフィナーレは米国で5月16日（木）に放送される予定だが、そこで『ヤング・シェルドン』のもととなる本家ドラマ『ビッグバン★セオリー/ギークなボクらの恋愛法則』から、あるキャストが登場するという。

この週、珍しく『救命医ハンク　セレブ診療ファイル』が5位に浮上。本作は、セレブお抱えの医師“コンシェルジュ・ドクター”に転じた元ERのドクターであるハンクが、高級住宅地ハンプトンで活躍する人気医療ドラマだ。

また、10位には『THIS IS US／ディス・イズ・アス』がすべりこみでランクイン。米NBCで2016年秋より放送がスタートするやいなや、大反響を呼び、平均1470万人もの視聴者数を記録。各エピソードが放送されるたびにSNS上やメディアでも話題をさらい、シーズン1放送中にシーズン2＆3への一挙更新が決まるという異例の事態も起きた大ヒットドラマ。批評家からの評価も高く、放送1年目の作品としては珍しいことに、ゴールデン・グローブ賞とエミー賞で作品賞をはじめとした主要部門にノミネートされ、エミー賞で主演男優賞、ゲスト男優賞を獲得している。

【映画】昨年11月公開のマーベル映画が登場

昨年11月に劇場公開された『マーベルズ』が映画部門1位に。本作の主人公は『エンドゲーム』でサノスを相手に圧倒的な活躍を見せた、アベンジャーズで無類の強さを誇るキャプテン・マーベル（キャロル・ダンヴァース）。さらに、前作『キャプテン・マーベル』で初登場し、キャプテン・マーベルのスーツのデザインをしたモニカ・ランボー、“アベンジャーズ”オタクの高校生で、キャプテン・マーベルに憧れるミズ・マーベル（カマラ・カーン）も参戦する。

3位の『オリオンと暗闇』は、ドリームワークス制作のアニメーション映画。エマ・ヤーレットの絵本「オリオンとクラヤーミ」を原作に、『エターナル・サンシャイン』や『マルコヴィッチの穴』のチャーリー・カウフマンが脚本を手掛けている。

小学生の男の子オリオンは、極端に怖がりで、あらゆるものに怯えている。そんな彼が最も恐れているのは、毎晩訪れる“暗闇”だった。ある夜、その“暗闇”がオリオンの前に姿を現し、暗闇が怖くないことを分かってもらうために、オリオンを夜の世界に連れ出す――。

（海外ドラマNAVI）