シルク、ノワール…スパイダーマン関連ドラマのプロジェクト、今どうなってる?

本日より日本でも『マダウ・ウェブ』が劇場公開スタート。スパイダーマンに関連するキャラクターをベースにした実写シリーズ「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース(以下、SSU)」の一つだが、SONYは映画だけでなくドラマシリーズも計画中なのをご存じだろうか?

スパイダーマン関連の実写ドラマシリーズが進行中

現在、『シルク:スパイダー・ソサエティ(原題)』と『スパイダーマン・ノワール(原題)』と2つのスパイダーマン関連の実写ドラマシリーズが開発中だ。

どちらも本国アメリカでテレビ放送後にAmazon Prime Videoで配信される予定。

『シルク:スパイダー・ソサエティ(原題)』

シルクことシンディ・ムーンを主人公とする『シルク:スパイダー・ソサエティ』(原題:Silk: Spider-Society)。

シンディは韓国系アメリカ人の少女で、ピーター・パーカーと同じクモに嚙まれたことをきっかけにスーパーパワーを得るキャラクター。

実は、トム・ホランドが主演する『スパイダーマン:ホーム・カミング』でも、ピーターの同級生にシンディという少女が登場する。演じているのはティファニー・エスペンセンで、続く『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でも同役として出演。様子を見る限り、スーパーパワーはまだなさそうだ。

『シルク:スパイダー・ソサエティ』は、まだストーリーやキャストの詳細は明かされていない。マーベル・シネマティック・ユニバースと異なるユニバースを描くなら、ティファニが続投する可能性は低いだろう。

米The Ankler.によると製作チームがショーランナーと共同製作総指揮の一人を除いて解体され、現在は脚本ルームが一時停止中だという。

本作は、『スパイダーマン:イントゥ・ザ・スパイダーバース』のフィル・ロードとクリストファー・ミラーが製作に参加するとこれまで報じられていた。

タイトルにある「スパイダー・ソサエティ」は『スパイダーマン:イントゥ・ザ・スパイダーバース』でも登場したため、何らかの関連性があるのでは? と本国のファンは予想している。

『スパイダーマン・ノワール(原題)』

『スパイダーマン・ノワール』(原題:The Spider-Man Noir)は、1930年代のニューヨークを舞台にしたシリーズ。

Netflixのマーベルドラマ『Marvel パニッシャー』のショーランナーを務めていたスティーヴン・ライトフットが製作総指揮兼共同ショーランナーを務め、『ザ・ロストシティ』のオーレン・ウジエルが脚本を担当することがすでに報じられている。

米The Ankler.によると現在、主演にニコラス・ケイジを交渉中とのこと。ニコラスは、2018年のアニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』でもスパイダーマン・ノワールの声を担当していた。もし実現すれば、ファンとってこれほどうれしいことはないだろう。

なお、本作のストーリーはまだ明かされておらず、そもそも『スパイダーマン:スパイダーバース』のスパイダーマン・ノワールが主人公になるのかも不明。

SSUに関して先行きが不安ではあるが、期待して続報を待ちたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:CBRより