最もリアルな医療ドラマシリーズとは?

「人気医療ドラマシリーズは?」と訊かれた海外ドラマファンは、『グレイズ・アナトミー』や『ER 緊急救命室』などを挙げる人が多いのではないだろうか。ところが、「研修医の実態や生活を最も忠実に描いた医療ドラマシリーズは?」との観点で見ると、意外なドラマシリーズがナンバーワンに上がるようだ。

「研修医あるある」が描かれる

Colliderは、研修医の日常生活や葛藤をリアルに描いていることを理由に、最もリアルな医療ドラマシリーズとしてコメディドラマ『scrubs ~恋のお騒がせ病棟』を挙げている。

米NBCにて、2001年から9シーズンにわたって放送された本シリーズの舞台は、架空のセイクレッド・ハート医大付属病院。主人公JDを中心にした若き研修医たちが、同僚や患者からの無謀な要望や挑戦に対処していきながら、医師として成長していく姿がコメディタッチで描かれるシリーズだ。

Colliderは、1話30分の『scrubs』が、多くの医療ドラマでは省略されてしまう、現実の医師が送る生活を真摯に伝えているとしている。それもそのはず。ショーランナーのビル・ローレンスは、実生活で病院の研修医だったジョナサン・ドリスから番組のアイデアを提案され、ローレンスは9シーズンにわたり、実際に病院で勤務している医師からコンサルティングを受けながら番組を製作したそうだ。

また医療ドラマの多くでは、『Dr. HOUSE ―ドクター・ハウス―』『グッド・ドクター 名医の条件』など、医師として天才的な才能を持つキャラクターが登場することが少なくないが、現実では、そのような超人的な能力を持つ医師が奇跡を起こすケースは稀だ。そういった番組に対し、『scrubs』では医師を目指せる知性と頭脳を持った普通の人々が、日常的な問題に直面する人間臭い姿が描かれているため、かなり現実の研修医に近いと言えるだろう。

『scrubs』は、JDの内なる独白で物語が進行するのが特徴だが、多くの医師はこのナレーションこそ、研修医の実態や生活を最もリアルに表現していると称賛しているという。シリーズの序盤から、JDの独白は研修医として感じている恐怖や不安を的確に描写し、彼が全能のヒーローにはなれないことを明確にしているからだ。新米医師たちは技術を日々向上させる一方、勉強と研修のプレッシャーに押し潰されそうになり、私生活とのバランスを取ることに苦労して壁にブチ当たってしまう。

そんな、36時間不眠の激務で空腹のキャラクターが、眠っている患者のトレイから食べ物を盗んで食べてしまうシーンや、メンターや担当医の好意を得るために派閥を作ってしまったり、暗黙の競争が存在したりなど、「研修医あるある」が数多く投入され、そういった描写が現実の研修医から共感を呼び、指示されているようだ。

なお、2022年には『scrubs』のリユニオンが実現し、JD役のザック・ブラフをはじめとする主要キャストが集結。シリーズ復活の可能性について質問されたキャストらが、「また一緒に仕事がしたい」と答えてリバイバルに意欲を見せていた。

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Photo:『scrubs ~恋のお騒がせ病棟』©NBC,Inc.