数々の新作ドラマが世に放たれていく中、ふと過去に人気を呼んだシリーズに目を向けてみると、よく放送できたなと思ってしまう際どい作品も意外に多いもの。
今回は、アメリカの投稿サイト「Reddit」ユーザーの声を集めたColliderの記事を基に、現代では不適切で物議を醸しそうな海外ドラマ5選をご紹介。今となっては幻になってしまった強烈作品をチェック!
目次
現代では不適切な海外ドラマ
『The Honeymooners』
1955年から1956年にかけて放送されたシットコム『The Honeymooners(原題)』。ニューヨークのブルックリンに住み、バスドライバーとしてあくせく働くラルフと専業主婦アリスを描き、大恐慌と第二次世界大戦の影響を受けた世代の共感を獲得。
しかしラルフが暴力でアリスを脅す場面などがあり、いつでも大きな声で怒鳴ったりする人たちを見ることにユーモアを感じられないという声があがっている。
『Married With Children』
1987年から1997年まで続いたシットコム『Married With Children(原題)』。『モダン・ファミリー』のエド・オニール演じる主人公のアルは婦人靴を売る惨めなセールスマン。退屈にしている専業主婦ペギーと娘ケリー、息子バドという家族の生活を追う。
シリーズを通してガサツなジョークと性的な風刺が特徴だが、ケリーのセクシュアライゼーション(性的対象化)と彼女の知性に対する冗談は、面白いというよりもドン引き。現代だったら即炎上かも…?
『All in the Family』
1971年から1979年まで放送されたファミリードラマ『All in the Family(原題)』。肉体労働階級のバンカー家を描く本作で、家長アーチーは人種差別的な発言をするにも関わらず放送当時は“愛すべき偏屈者”として親しまれていた。溺愛する妻イーディスや娘グロリアの夫マイケルに対しての振る舞いも、目を当てられないひどさ。
当時アメリカのコメディ番組としては不適切とされていた人種や性、宗教など様々な題材を取り扱った画期的な作品として評価されているものの、Redditユーザーが言う通り、現代では不愉快に感じる冗談も盛りだくさん。
「私は繊細なタイプじゃないしダークユーモアも大好きだけど、作中で聞いたことの中には思わず二度見してしまうようなものもあった」という声も。
『The Jeffersons』
1975年から1985年まで放送されたシットコム『The Jeffersons(原題)』。
近年では『ワンデイ -家族のうた-』の製作総指揮を務めた伝説の脚本家件監督のノーマン・リアが手掛けた本作は『All in the Family』のスピンオフで、バンカー家の隣に越してきたジョージとルイーズ、そして息子のライオネルを描く。たたき上げのビジネスマンのジョージはアーチーに負けず劣らずの差別主義者という役どころ。白人に対して軽蔑的な言葉を使うシーンも多かったが、10年続くほど人気をキープ。
しかし近所に引っ越してきた異人種の夫婦一家に対する差別的な態度は、2024年で共感を得られるとは思えない。
『Scrubs ~恋のお騒がせ病棟』
2001年から2010年にかけて放送された医療現場が舞台のコメディ『Scrubs ~恋のお騒がせ病棟』。カリフォルニア州サクラメントにある架空の病院で教育を受けるインターン生たちを追う。
親友でルームメイトのジョン・“JD”・ドリアン(ザック・ブラフ)とクリス・ターク(ドナルド・フェイソン)のストレスの多い日常や職場恋愛などが描かれ、ロングランヒットを記録したが、ロバート・マスキオ演じるトッド先生が現代的にはアウト。
性差別的な発言が絶えない会話パートは、当時不適切ギリギリでも現代的には好意的に受け止められないはず。
(海外ドラマNAVI)
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Photo:The Honeymooners©CBS