海外ドラマに登場する自閉スペクトラム症のキャラクター【5選】

映画やドラマシリーズで多様性を重要視する近年の動きから、海外ドラマには自閉スペクトラム症のキャラクターも数多く登場するようになった。そんな、視聴者に大きな印象を残した自閉スペクトラム症のキャラクターを米Movie Webが取り上げているので、それを参考に5人を紹介したい。

『コミ・カレ!!』のアベッド・ナディア（演：ダニー・プディ）

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架空のコミュニティカレッジ、グリーンデールを舞台に個性的なキャラクターたちの人間模様が描かれるコメディシリーズ。映画やTV番組について、百科事典並みの知識を誇る自閉スペクトラム症のアベッドは人間関係を築くのが苦手。

日常を映画やドラマのワンシーンのように捉えているアベッドの奇行に、勉強会のメンバーは振り回されっ放しだが、彼の鋭い洞察力と率直さにより、性格上の問題点を指摘された仲間たちは、アベッドから多くのことを学ぶことになる。

『コミ・カレ!!』はNetflixでシーズン1～6が配信中。

『グッド・ドクター　名医の条件』のショーン・マーフィー（演：フレディ・ハイモア）

韓国ドラマの米版リメイクとなるシリーズでは、自閉スペクトラム症とサヴァン症候群の若き外科研修医ショーン・マーフィーが天才的な能力を発揮しながら活躍し、医師として成長を遂げていく姿を追う。

当初、病院の理事会は自閉スペクトラム症の医師を雇用しない方針だったため、病院におけるショーンの役割は疑問視されていた。 しかし、ショーンが少年の命を救ったことで理事会の方針が再検討され、感動的なスピーチの後、ショーンは病院で働くことになる。

自閉スペクトラム症の症状により、ショーンは職場でも私生活でも多くの困難に直面するが、それで前へ進もうとする真摯な姿が大きな感動を呼んだ。

『グッド・ドクター』は、Netflixではシーズン1～4、HuluとU-NEXTではシーズン1～5を見放題配信中。

『グッド・ドクター』最終シーズン、自閉症の俳優を起用！

米ABCの大ヒット医療ドラマ『グッド・ドクター　名医の条件』のファイナルシーズンに参加する2名の新キャストが明らかに。新たに自閉症の俳優が起用され、米国テレビ史に新たな歴史を刻むことが明らかになった。 自閉症のキャラクターを演じる米国テレビ史上初の自閉症の俳優 シーズン7をファイナルシーズンとして幕...

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』のウ・ヨンウ（演：パク・ウンビン）

主人公は、天才的な頭脳を持つ自閉スペクトラム症の新人弁護士ウ・ヨンウ。ソウルの大手法律事務所で働き始めたヨンウは、周りから言動がぎこちなくて無愛想な人物だと勘違いされてしまう。

しかし、次第に同僚やクライアントの信頼を勝ち取り、一度見た物は忘れないフォトグラフィックメモリーと知性を駆使し、有能な弁護士へと成長していく。『グッド・ドクター』と設定が類似しているが、自閉スペクトラム症という壁を懸命に乗り越え、活躍するヨンウを応援したくなってしまうだろう。

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』はNetflixで独占配信中。

『ハンニバル』のウィル・グラハム（演：ヒュー・ダンシー）

トマス・ハリスのベストセラー小説を下敷きにした『ハンニバル』では、連続殺人犯の精神状態にシンクロできる才能を持ちながらも、同時にその能力に悩まされている特別捜査官ウィル・グレアムが、ハンニバル・レクター博士を追い詰めていく様がスリリングに描かれる。

劇中では、FBI捜査官のジャック・クロフォード（ローレンス・フィッシュバーン）に、どの自閉スペクトラム症の特徴に該当するのか質問されたウィルが、「アスペルガーや自閉スペクトラム症に近い」と答えるシーンがあった。

ウィルは、自閉スペクトラム症の人々が多く持つ、極度の共感力や激しい感情的な反応、過度の執着といった特徴を見せていた。その研ぎ澄まされた感覚と能力により、ウィル “チェサピークの切り裂き魔”と呼ばれる連続殺人鬼の正体を暴いていった。

『ハンニバル』シーズン1～3はHuluとU-NEXTで見放題配信中。

マッツ・ミケルセン、『ハンニバル』リブートを予告!?「まだ終わっていない」

1981年に出版された「レッド・ドラゴン」で始まる、トマス・ハリスの小説シリーズを下敷きにした人気ドラマ『ハンニバル』。シーズン4の製作が高く望まれている人気シリーズで、連続殺人鬼のハンニバル・レクター博士を演じたマッツ・ミケルセンが、リブート版を予告するようなコメントを発している。 まだ彼の物語は...

『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』のアストリッド・ニールセン（演：サラ・モーテンセン）

本シリーズは、犯罪資料局で働く自閉スペクトラム症のアストリッドと大胆な行動派の警視ラファエル（ローラ・ドヴェール）が、難事件を解決していくフランス発の女性バディ犯罪ミステリードラマ。

二人の性格は真逆だが、周りから自閉スペクトラム症を理解されないアストリッドと、愛する息子の親権を失ったラファエルはそれぞれ悩みを抱え、そんな苦しみを分かち合うことで絆を深めていく姿が胸を打つ。

そんな正反対の二人が団結し、お互いに足りないところを補い合いながら、事件解決に挑んでいく姿を見て数多くのことを学べる作品だ。

『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』はHuluとU-NEXTでシーズン1が見放題配信中。Amazon Prime Videoの有料チャンネル「シネフィルWOWOW プラス」ではシーズン1～3が配信中。

『アストリッドとラファエル』撮影初日に相棒を無視！？主役コンビの儀式とは？

正反対の性格のコンビが活躍する大人気のフレンチ・ミステリー『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』。アストリッドとラファエルはエピソードを重ねるごとに信頼関係を築いていくが、アストリッド役のサラ・モーテンセンとラファエル役のローラ・ドヴェールは、シリーズ撮影初日にぎこちない瞬間があったようだ。 ...

（海外ドラマNAVI）