ウクライナが海外ドラマ『ホワイト・ロータス』を非難!

エミー賞でも注目を集めた米HBOの人気シリーズ『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル』。そのキャスティングを巡って、ウクライナが非難を表明しているとDeadlineが伝えている。

新シーズンのキャスティングをめぐり…

シーズン毎に舞台を変え、高級リゾートホテル“ホワイト・ロータス”のスタッフとゲストを描く『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル』。ただいまタイを舞台にしたシーズン3が2025年解禁にむけて製作中だが、そのキャストを理由にウクライナが作品を非難している。

そのキャストとはセルビア出身のミロシュ・ビコヴィッチ。『アンチグラビティ』や『バルカン・クライシス』などを代表作にもつ彼は、過去にロシアへの称賛を表明。ウラジーミル・プーチン大統領からメダルを受け取ったことがあり、親プーチン派として知られているのだ。

来月からタイでの製作を予定している本作にミロシュが参加することが明らかになったのは今月初めのこと。彼がどのような役を演じるのか詳細は発表されていないが、Deadlineが入手した情報によると、ミロシュが演じるのはロシア語を話すウェルネスのグル/導師という役どころのようだ。

ウクライナはSNSで動画と共にミロシュを起用するというWarner Bros.Discoveryの決断を非難。「セルビア人俳優ミロシュ・ビコヴィッチは完全なる侵略が始まった初期から、ロシアを支持してきた人物ですが、今HBOの『ホワイト・ロータス』シーズン3に出演することになりました」と述べた後、HBOをタグ付けして「大量虐殺を支持し、国際法に違反する人物と仕事をして問題ないのですか?」と問いかけた。

ロシアとウクライナの戦争がはじまった直後、当時のTwitter(現X)でミロシュは世論調査の結果をシェアし、プーチンへの支持はアメリカのジョー・バイデン大統領やウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領よりも高いことをアピールしていた。

出演作にはロシア映画も多く、アカデミー賞受賞監督ニキータ・ミハルコフによる2014年公開の映画『サンストローク 十月革命の記憶』などにも出演。ウクライナ外務省はこの作品が2014年にロシアに併合されたクリミア半島で撮影を行われたと発表している。

2018年にプーチンから直々にロシア文化の発展における功績に対して与えられるプーシキン・メダルを授与されていたミロシュ。2021年にはロシアの市民権を与えられ、当時セルビアのメディアTelegrafにロシアの文化に親近感を覚えたと話している。

(海外ドラマNAVI)

Photo:『ホワイト・ロータス / 諸事情だらけのリゾートホテル』シーズン2 © 2022 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.