大ヒットドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のジョン・スノウ役で知られるキット・ハリントンが“英国的な西部劇”を製作すると、米Deadlineが報じている。
ある日突然、麻薬の密売に関わることに!?
『Empire of Dirt』という仮題で進められているこの新作ドラマの主人公は、大都市で活躍しているジェイク・ギャロウェイ。彼は親戚の結婚式に出席するため、イングランド北西部にある風光明媚な湖水地方にある家族の農場に戻ってくる。それまで15年間も家から離れていた彼だが、悲劇的な事故によって家長となり、さらには父親が農場の片隅で何百ポンドものドラッグを密売してきたことを知ってしまうという。
全8話の同作にキットはプロデューサーとして参加。彼の祖先が関わった17世紀の「火薬陰謀事件」をドラマ化した『ガンパウダー』でキットと組んだダニエル・ウェストも製作陣に名を連ねる。また、デヴィッド・テナント(『グッド・オーメンズ』『ドクター・フー』)が実在の連続殺人犯に扮した『デス』や1970年代後半から1980年代初めにかけて起きた連続殺人事件を追う『ヨークシャーの切り裂き魔事件~刑事たちの終わらぬ苦悶』を手掛けた制作会社 New Picturesも関わる。
キットとウェストは同作について、「見事な風景の湖水地方を舞台にした、非常に英国的な西部劇」と表現。「古くからの習慣と現代的な考え方がぶつかり合うように、ギャロウェイ家はアイデンティティやトラウマ、受け継いだ重荷などと闘うことになる」と続けた。New Picturesのウィロー・グリルズCEOは、『Empire of Dirt』は「スリリングで危険でありながらも面白い、感情をひりつかせるような作品」と述べている。
キャスティングに関しては不明だが、キットが主役を演じる可能性もあるようだ。キットは2019年に『ゲーム・オブ・スローンズ』が完結した後は、『クリミナル:イギリス編』『モダン・ラブ』『インダストリー』『エクストラポレーションズ:すぐそこにある未来』といったドラマに出演。映画では、2021年のマーベル作品『エターナルズ』で『ゲーム・オブ・スローンズ』のロブ・スターク役リチャード・マッデンと再会を果たしていた。そのほかにも、アーサー・コナン・ドイル作品で『SHERLOCK/シャーロック』クリエイターと組むなど、いくつもの作品に関わっている。
『ゲーム・オブ・スローンズ』全8シーズンとそのドキュメンタリー『ゲーム・オブ・スローンズ:ラスト・ウォッチ』、スピンオフ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』はU-NEXTで配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:米Deadline
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Photo:キット・ハリントン ©NYPW/FAMOUS